この夏唯一の旅行。
一泊はするものの、昼過ぎの到着。
このくらいの時間だと新幹線も空いててイイ。
今回の目当ては、東京で行きそびれた「ボストン美術館展」。
前期、後期と分かれる展示。なのでまた秋すぎに訪れる予定だけど。
名古屋から一つ目、金山で下車。
ここにボストン美術館の姉妹館があるなんて!!東京よりこっちの方が先に開催されそうだけどねぇ。
信じられないくらい空いてる!!
一列で見れるなんて、やっぱりこっちに来て正解。
館内は涼しいのでストールやブランケットも貸し出ししてくれて親切。
スケート場までとはいかないけど、結構寒かったです。
入ってすぐに、前期展示最古の「法華堂根本曼荼羅図」。
奈良時代8世紀というから、どうしてこんなにちゃんと残ってるのか不思議でした。
じーっと見つめてると、神秘の世界へと迷い込みそうでした。
前期の目玉、二大絵巻のひとつ、吉備大臣入唐絵巻です。
大概絵巻物って、ごく一部しか公開しないんだけど今回はかなり先のとこまで公開。
吉備真備が阿倍仲麻呂のお化けと一緒になって、空を飛ぶシーンなんて面白かったです。
昔話って、心霊ものが結構多くて楽しいです。
こちらは長谷川等伯。
ちょうど虎さんと下の龍がにらめっこしてる形になります。
二匹とも怖いはずなのに、なぜかそんな凄味もなくて、龍が虎の顔色を伺ってるような、そんな滑稽さがユニークでした。
今回はまった、曽我蕭白。「虎渓三笑図」。
人物は緻密で、あとは大胆な筆致が個性的。
儒教・道教・仏教の賢者が互いの話に夢中で渡ってはいけない橋を渡ってしまったのに気づき大笑い、見てるこっちも思わずクスっと笑っちゃいます。心和む画。
そしてそして一番見たかった、雲龍図。
蕭白の性格が出てるんでしょうね〜迫力あるんだけど、やっぱりどこかユーモラス。
後期も展示してるのでまた見られます。うれし。
じっくり鑑賞して大満足。
そしてウナギのひつまぶし。
一杯目はそのまま、二杯目は薬味を乗せ、三杯目はお茶漬けで。
で、このあとコメダ珈琲店に入り、ミニシロノアールを。
うっかり写真撮りそこないましたが、デニュッシュパンにソフトクリームがのっかったスイーツでした。
*