お江戸@ハート幕末太陽傳の巻(一回目)@俳優座


日替わりで名人が替わる、日活の名画「幕末太陽傳」にちなむイベント。
柳家喬太郎×弁士・坂本頼光の回。
一幕最初はその「幕末太陽傳」のダイジェスト版を上映。
主演はフランキー堺だけど、昭和32年の往年のスターたちが続々登場してきて、岡田真澄もいたりして洋風な顔立ちながら時代劇頑張ってたんだな、と感心もしながら、あらためて白黒映画を新鮮に観ました。
その後は坂本氏と喬太郎師匠のコアなトークに突入。
一部ついていけないところもあったけど、私などよりはるかに若い坂本氏の落語や日本映画の造詣の深さにこれまた感心しっぱなし。
喬太郎師匠とも息のあったはずむ内容は楽しかったです。
二幕は坂本弁士で「弥次喜多 尊王の巻」。
これがまた迫力あって面白かったです。こんなにも役者がセリフを言わないにもかかわらず、楽しませてくれるなんて!
ラストは喬太郎落語。もちろん「幕末太陽傳」に出てくる落語の一部で、「又七元結」。
身売りを決意する娘とその父親の顛末だけど落語なのに思わず最後は泣いてしまいました。
幕が下りる寸前まで心憎い演出もあり、ちょっぴりプレゼントもあり、で楽しさいっぱいの2時間でした。
また明日も楽しみです!!