先生のオリザニン@三越劇場


加藤剛・頼、親子共演。
ビタミンB1を最初に発見した化学者、鈴木梅太郎の半生を親子で演じていくのだけど、さすが自然な流れで繋げてまた剛さんと通じる実直な人柄がぴったりでした。
何より、梅太郎氏も剛さんも出身が静岡でしかも近い場所だったんですね。きっと思い入れも深いことでしょう。
進行役の梅太郎の妻(有馬さん)も時折りお茶目でユーモラスに演じる辺りは、さすが俳優座という感じ。
みなさん、声もしっかり通ってベテランのお芝居でした。
歴史を辿るとニッポンにももの凄い発見をした人たちがいるんだと、何年か前に観た東京ギンガ堂の高峰譲吉のお芝居といい、つくづく観劇って有難いなって思いました。