本日は能楽鑑賞講座の3回目。
普段はここの会議室に折りたたみイスを出して、宝生流ワキ方の野口先生を囲んでお茶会のように気軽にお話しを聴くんだけど、今日は先生と息子さん(親子でワキ方!!)とで自前の装束を持ち込んでいただきました。
都民劇場のスタッフがモデルになって、着付け教室はじまり、はじまり、、、
来月都民劇場の能鑑賞会の演目で使われる、「鷺」の装束、直垂。
白い袴、大口の中はちゃんと腰板を入れてあります。
驚くなかれ、腰帯一本だけで止めてあります。
でもひとりで着るのは大変そう、、、
侍の役なので、烏帽子の紐は短め。
身分が低い役は短めだそう。深くお辞儀できるので。
今度は狩衣に着替えます。
こっちはさっきの役よりは位が高い。
なので、帽子の紐は長め。
ちょっとだけ頭を下げればいいので。
扇子は中啓といって、演技中は中を開かないけどちゃんと裏表と描かれてます。
紅無と紅入れ。
こちらは、神扇。
七賢人が描かれてます。(この扇は5人だけど、、、)
なかなか役者でなければ触れられない小道具や衣装をたんまりと鑑賞できました。
扇は特に中を見ることができないだけに貴重でした。
野口先生、ありがとーーー!!!