昔、何度も行った清春美術館をめぐるコースです。
スタートは小淵沢、ゴールは長坂総合スポーツ公園。
締めて約１２キロ（たぶん実際は１４キロくらいあったと思う）、３時間のコース。
ゴールは、北杜ふるさと祭り会場のため、最寄の長坂駅までは無料シャトルバスが運行。
午後からところにより雷雨予報だったので、なるべく早くに着いて早くに回ろうと目論みました。
ホテルを出発し、バス停までは５分足らず。
でもバス停に着いたら、まだ１０分以上到着予定時刻まであるので、一直線の道のりですぐ次のバス停があるので歩きました。
そして次のバス停でもまだ１０分足らず時間があるので、またまっすぐに歩いていき、さらに次のバス停へ。
そこでバスはちょっと遠回りするように大通り沿いに曲がっていくのだけど、その道に平行してもっと駅に近い道を発見。
その途端、バスに乗ることを止めました。
まったくこれからイヤっていうほど歩くのにねぇ〜
自分で自分にあきれながらどーして歩きたがるのか、２０分ちょっとで駅に到着。
そしたら乗ろうとしたバスも同時に駅に着きました。
さすがに甲府、日の差す道路はちょっとでも歩くとどっと汗が出てちょっと疲れちゃいました。
でも思ったほどの距離ではなかったです。
ここからはJRの鈍行で小淵沢へ。途中特急の待ち合わせで１０分取られるので４０分。
混んでたけど、途中の韮崎でかなり降りました。サッカーの試合でもあるのかな？
ウォーキングは１０時開始だけど、すでに到着した９時４５分にはもう受付してました。
スタートして３０分ほど、大滝神社です。
日本の名水１００選のひとつです。
水が汲めるかと思いきや、池で柄杓で掬うので汲めませんでした。
写真は神社手前にある、名水で栽培している山葵田です。
神社を後にほどなく、景色のいい遊歩道、八反歩堰です。
いやー、気持ちよかったあー！ここまでは。。。
三峰の丘を過ぎると、民家を通り、見晴らしのよい台地が広がってます。
と、あの有名な神田の大イトザクラが修復工事！？されて網がめぐらされていました。
樹齢４００年、たまには治療も必要かな。
ふりかえるとこんな感じ。あいにく八ヶ岳は雲の中。
と、そんな写真を撮ってるうちに目の前の電車が通りすぎていっちゃいました。
そっか、さっきの桜の大木は、電車から見えるんだ！
と、今更ながら発見。
このあと２０分近く歩いたとこで給水ポイントが一箇所あって、おばちゃんたちがきゅうりやとうもろこし、オレンジ、冷たい麦茶でおもてなし。
いやいやありがたいっ。
でもここから地獄が待っていようとは･･･
ほどなくして、昔来たことのある、見覚えの光景が。
このお家の先に美術館はありました！
清春芸術村
この建物は正式には美術館じゃなくて、貸しアトリエ。
パリのアトリエのラ・リューシュを真似たもの。
美術館はもっと奥。でも今日はパス。
とにかくまだまだこの先長いし。
でもこのアトリエは春になるとそれはそれは美しい。
廻りの桜が見事なのです。
そういえばこの近くの「翁」、健在でした。
やはり昔、東京にあったそば屋がこっちに移転したというのでわざわざ食べにきたことありましたっけ。
そこから１５分ほどでアフリカンアートミュージアムへ。
新しい感じ。でもやっぱり後のこと考えてパス。
今日が泊まりだったらゆっくりできたんだけどね。。。
さてここからがまさに試練の道のりでした。
ミュージアム裏手のうっそうとした森の道を登らされ、グリーンヒル八ヶ岳へ。
短いけど結構な勾配で、息が上がってしまいました。
苦しかった〜
でもさらにここからが、（ってまただけど）これでもか、というくらい、アップダウンの連続。
道は後半から舗装道路になるものの、ゆるやかな登り。
やはり中高年にとっては、死にそうな道のり。
何人もの人が、苦しんでる姿を見ました。自分もだけど。
途中の係りの人に文句言ってるおじさんもいました。
私も独り言でさっきまでは文句言ってたけど、ここにきたら言葉も出ないほどダウン寸前。
立ち止まったら動けなくなりそうで、ひたすら足を前に出すことしか考えてませんでした。
両足も攣ってしまい、こんなこと初めてでした。
あと、１キロですよ、って途中声をかけてくれた係りの人を呪いたくなるほど、その１キロが３キロくらいに感じました。
人生の荒波を凝縮したようなコースもやっとゴールです。
あー、だけど会場広すぎてどこがゴールかよくわかんないっ。
それでもかわいいキャラクターに出会えて、やっとほっとできました。
そしてゴールでまた冷たい麦茶と甘くて粒の大きいブルーベリー１パックを参加賞でもらいました。
そこで感想を聞かれたので、思い切りキツかったことを訴えました。
思ったより時間がかかってしまい、ゴールしたのはやはり３時間後の１２時半を回ってました。
天気もだんだん怪しくなりつつあったので、お祭り会場も早々にシャトルバスに乗って帰ってきました。
ついに長坂駅では人生で最高に怖い雷に出会ってしまいました。
幸い雨には降られずに済みましたが。
まあ、何とか無事に、帰還できてよかった、ハードなハードなウォーキングでした。
