オペラ座の怪人@ロンドンロイヤルアルバートホール


ロンドン!?な訳なく、とある京橋の試写室で、すでにロードショー中の“ゲキシネ”のDVD化を記念して、ブルーレイによる試写上映でした。
開映前はずっと音楽が流れてたんだけど、どこかから「始まる前に音楽流さないでよ、涙出ちゃう・・・」という声が聞こえてきました。私はというとテレビで放映された映画版しか見たことなくて舞台としては今回が初めてだったから、そんな気持ちになれるなんてちょっとうらやましかったです。
去年の10月に25周年を記念して、ロンドンと全世界で130箇所同時生中継をした公演の映像化。
試写室だからわずか50名くらいのキャパで、スクリーンも小さかったけど、最前列中央に座って、そのド迫力を存分に味わってきました。
たぶん実際舞台で見るよりかなり見ごたえあったと思います。

何から書いていいやら、そりゃ、もうスゴイの一言。
アルバートホールがもろ、オペラ座と化し、圧巻のシャンデリア(スワロフスキーの映画版で使用したものらしい)、火花飛び散るスペクタクルな演出、余りのスケールの大きさにあっけにとられっぱなしでした。

もうこれ以外の「オペラ座の怪人」は見れないくらい素晴しかったです。
役者の顔もゲキシネならではの、ドアップの連続。
あらためて本場ミュージカルの実力を目の当たりにしました。
カーテンコールでは、ミュージカル界の重鎮たちがぞくぞく出てきてもう感激でした。
この作曲者、アンドリュー・ロイド・ウェーバー↓、

いったいどうやったら、キャッツやエビータなど美しいメロディが生まれるんだろう、って思う。
そしてレ・ミゼラブルでもその名を知らしめた、製作者のキャメロン・マッキントッシュ
各国初演で怪人を演じた役者たちによる競演、そしてロンドン初演でクリスティーヌを演じた、サラ・ブライトマン
最後は今回の怪人とクリスティーヌを演じた役者も加わり、盛大なフィナーレでした。
映画版では泣かなかったのに、今日は本当に泣けました。よかったー