白痴@シアターX(カイ)


東京ノーヴィのレパートリーシアター2日目は、ドストエフスキーの「白痴」。
あまりにも有名な作品だけどまともに知らなかったので、まずは舞台でと足を向けました。
知らなかったけどここの劇団は、ロシアのお芝居を中心に活動してるようです。
千円なんて信じられない料金だけど、内容は濃いし、役者ひとりひとりもしっかりしてるし十分に見ごたえありました。
朴訥とした主人公の風貌や言葉は、最初は哲学的で硬くてすぐには受け入れられなかったのに、気づくと彼の言葉はどんな抑揚をつけて感情投入した言葉よりも、ストレートに心に響いてきて美しくて、それがかなわぬ恋ゆえに悲しくて切なくて、時間が経つにつれて深い感動へと導いてくれたのでした。