ココバカンス翌日@高崎

明けて翌日、ココランチの前にひとっ走り、すぐ近くのタワー美術館へ。
そう、ランチ目当てで素泊まりにし、朝食は軽く部屋で済ませました(って、でも前日の残りも食べてしまったので結構お腹いっぱいになっちゃったんだけど、、、その後朝風呂行ってちょっとはお腹空かせたつもりではあったけど)。

ほぼ開館と同時に入館。
さすが夏休み、ちらほらとすでに入っていて、なんと私の来たあとにドドドっと。
エッシャーに感化されて不思議だけどメルヘンな安野さんだけに子供連れも多い。。。いやあちょいうるさくて、、、
美術館で子供向けに課題シートを配ってるから仕方ないのかなあ。



天動説をモチーフにした物語も面白かったけど、ヨーロッパの各地の風景画がやさしくって私的に好きなものばかりでした。
後半の絵本三国志も落款含めて苦労した逸話があり、なるほどと丁寧に見ていたら予約したランチタイム寸前!!
もっともっとビデオ上映も見ていたかったし、グッズもちゃんと見たかったけど、とにかく走りましたっ。
すぐなんだけどね、、、1時間半なんてあっという間だった。


ココランチは1年ぶりくらい。前菜バイキングがなくなってコースに。
でもドリンクは変わらずフリーだし、お洒落な味の種類もある。
もちろん私のお目当てのレッドカレーは健在。迷わず注文。
本当は、宿泊プランにカレールームサービスの夕飯付きがあったけど、ランチの方がデザートもつくし断然お得と思ったのでここまで我慢、でも、なんともまだお腹があんまり空いてない、、、

それでも、まず出てきた前菜にビックリ!!
高崎の花火をイメージしたという、色とりどりのソースは全て野菜で作られていてパレットのよう。
遊び感覚で食べられる、工夫の一品。



そして次はビシソワスープ。
上のピンク色のつぶつぶはビーツだそう。
でも、写真じゃあよくわからないわね。
これもまたオリジナリティありました。


ここのレストランはテーブル毎にインテリアが違っていて、今回は私はひとりだったので木のカウンターを独占。






さあ、メインのクリスピーポークと旬野菜のタイ風レッドカレー!!
これもまた絵のような美しい盛り付け!
そして写真で見るよりはるかに量のあるカレー。洗面器くらいあります。
一口まずはカレーを掬って食べると、ああ、自信のなかった私のお腹はとたんにスイッチが入ったのでした!
本当になんなんだろう、ここのカレーって。私の中ではもう極上、これに勝るものはないくらい、至福のカレーです。


いやもう恐ろしいくらいカレー完食。
デザートは、ゴボウのガトーショコラ。そう、ゴボウが乗っかってます。
あとシャーベット、梨?だったか忘れちゃった、、、

ドリンクもハーブティー2杯、ウーロン茶、コーヒーとたんまり飲みました。
これで1500円なんてっ。


食後の腹ごなし、美術展巡りお次ぎは駅の反対側へ。
駅から5分とかからないんだけど、なんとまとわりつくように蒸し暑い、体感的にはこの夏最高なくらい、、、早く建物に入らなくちゃ。


ナショナルジオグラフィック展。
ここは高崎市美術館。こっちの方が縦に延びる感じで4階まである階段のところは吹き抜けでタワーっぽい。
さっきのタワー美術館は2フロアだけでだだっ広い。逆のネーミングにすればよかったのに。
なんて思いながらカラフルな写真に目を奪われつつ、地球の現実を目の当たりにした一こま一こまは迫り来るものばかりで圧倒されました。


動物たちのコーナーでちょっと癒されたかな、、、
でもそこでもすさまじいものもあったけど。
思った以上に見ごたえありました。


そして併設されてる、井上房一郎旧邸へ。

戦後群馬県に芸術文化を広めた貢献者。
実父は高崎白衣観音の建立者というから、地元の名士であることは間違いなく、やはり建物も和でありながら洋のエッセンスがそこかしこに見られて瀟洒な佇まい。照明なんかもブルーノ・タウトを彷彿とさせる、と思ったらなんと彼がブルーノ・タウトを招聘したそうで納得。


ここの建物自体は、帝国ホテル建築でフランク・ロイド・ライトと共に来日した、アントニン・レーモンドの建築スタイルを取り入れたとかで、彼の妻ノエミさんデザインのインテリアもありました。
今日は特別公開の仏間も見られてラッキーでした。

食事、観光、滞在と十二分に満喫した2日間でした。