わが町@新国立劇場中劇場

ピューリッツア賞受賞したアメリカの劇作家、ソーントン・ワイルダーの舞台。
照明を効果的に使った、簡潔なセットは新鮮でした!!
ストーリーテラーで時として役者になる小堺一機さん、見事!
ある町で起こっている平凡な日常を人生の喜怒哀楽を交えながら紹介していく、ともすると淡々になってしまうお話しを、もちろん役者全員がうまくまとまって、そして小堺さんが静かながら惹きつける語り口で、3時間以上もの長丁場を私は数秒たりとも睡魔が襲うことなく、集中して観劇できました。
ベテランと若き新人たちとの役者たちの調和が本当に素晴らしかったです。
BGMとして流れる、袖での生演奏のピアノがまた叙情を誘ってて、早くも今年のベストテンに入るくらいの良質なお芝居でした。