チャイナ・シンドローム


古い映画だけど、もはや人事と思えない状況で借りてきました。
こういう社会派サスペンスって、エンディングがいっつも後味が悪い。
でもこの映画は天災による原発事故ではなく、あくまでも人為的ミスが原因なので今の福島原発事故とは全く違う内容でした。実際この映画が公開されて12日後にスリーマイル島原発事故が起きたというのだから、ゾッとします。
映画は、炉心溶融が起きるかもしれない、おきてるかもしれない、という状況の割りには原発で働いてる、もしくはそこにいる人々の格好があまりにも軽装なのでちょっと真に迫るものに欠けてました。
政府や東電はもっと事実を隠してるんじゃないかとか言われたりもしてるけど、過去のチェルノブイリスリーマイル島などの事故に比べたら、はるかに事故の状況と現実の推移のデータをちゃんと発表してると思います。それでも現場で見えない敵と戦っている、東京電力の作業員、自衛隊の人たち、消防庁のレスキュー隊員たちには、感謝の気持ちがいくらあっても足りないくらいです。たとえ成果が少なくても。
今日は近くの自衛隊駐屯地から福島原発へ向けて、瓦礫撤去のため戦車が向いました。おそらくヘリ?なのか上空が慌しかったけど。本当にたくさんの人たちが命をかけてニッポンのために頑張ってるんですね。感動です。


それから、まだまだ難航してる救出活動や支援を待っている人たちのお世話をしている人々、全ての方たちにやはり感謝の気持ちでいっぱいです。
10日ぶりに救出された祖母とお孫さんも本当に素晴らしい精神力だったと思います。でもお願いだから、もうマスコミ報道を控えてほしい。そっと休ませてあげて。
被災地に行けない私には、いえ、多くの人々には、被災地の人たちのことを忘れずに、一日も早く元通りの生活(節電しながら)をすること、元気を取り戻すことが一番、と思ってます。