一葉の里ウォーク@塩山


明けて翌日、山梨市から塩山まで電車で2駅。10分足らず。
駅前の甘草屋敷がスタート、ゴールの昨日とほぼ同じ、9キロ、2時間半のコース。
このお屋敷は、江戸時代に薬用植物の甘草を栽培し幕府に収めていて、重要文化財指定を受けてます。
中ではひな飾りの真っ最中でした。
受付スタート時間を少し過ぎたところで月曜だし、私が一番乗りかと思ったら、受付名簿を見たらすでに6、7人が先行してました。
やはりみんな慈雲寺目当てかな〜

昨日よりは雲も多いけど、時折り晴れ間もあって傘の心配はないよう。
本当は昨日来ようか迷ったけど、日曜は込みそうだから今日で良かったかも。
でも明らかに昨日よりは山道を歩くはめに。
慈雲寺は案の定コース一番奥。
途中、いちご狩りをさせたいのか、農園に足を延ばすルートだったけどパス。
そこはおさぼり癖のある私、なるべく坂道は寄り道しないで目的地に着きたい。
どんどん、どんどん、登っていく。息も切れ切れ、暑いし。
桃の花は、昨日よりは高台のせいかまだまだ蕾も多く、こんなに開花に差があるんだと感心しながらやっと到着。

さすがに混んでる!
駐車場には少しずつ車の列ができ始めてました。
やっぱり昨日じゃなくて良かった。
南北朝(室町)時代に夢想国師によって開かれた禅寺。

門をくぐると、奥にふんわりと、湧き出すように桜の雪山がありました!

樹齢300年。

近づくとそれは、桜のシャワー!

ううん、桜の洪水、といった感じ。
中には例年より花付きが少ないという声もチラホラ聞こえてきたけど、なにせ老木なんだから、このくらいが色気がある感じでいいと思います。
三春の滝桜よりはたくさんある感じがしました。
もっとも三春の方がはるかに老木だけど。




こうして建物を前にすると、やっぱり桜雪ってところかな。

まだ桜吹雪前で、まるで赤ちゃんのあやすおもちゃの中にいるようで、自分でくるくると回ってしまいました。



あいにく曇ってしまった時間帯だったけど、晴れてるときより桜の色が映えてて、いつまでも居たかった。。。



実は入口にコースタイトルでもある、樋口一葉の文学碑がありました。
一葉の両親が塩山出身とのことです。






さて慈雲寺をあとにし、あとは少しずつ下り坂。

と、ピンクはまだまだだったのに、突然白の絨毯が広がってきました!!


こんもり、まるで鞠のようにいっぱい。
またこの曇り空に感謝。
晴れてたら白が見えないからね。

本当にかわいいっ。

こんなにたくさん白一色は感動でした。











と、桃畑の農道から、慈雲寺が小さく見えました。
↓中央のちいちゃいピンクのところ。


ほどなくチェックポイントの滝本院に到着。
ツバキと山桜の競演です。


ここでも雛飾りが展示されてました。













ゴールは再び甘草屋敷へ。
ここでみそ田楽を買い、慈雲寺で買った田舎パンと共に軽いランチを取りました。
まるで全身運動したかのような、気持ちいい疲労感が襲ってきて、帰りの列車は鈍行だったけどあっという間の帰途でした。