本日は、
広島原爆投下71年目。
その犠牲となった、
巡業中の移動劇団桜隊9名の碑がある、
目黒の羅漢寺での追悼会に出席しました。
先日、新宿サザンシアターで観た、
あの紙屋町さくらホテルの主人公たちの劇団。
たくさんの羅漢様たちに
見守れながら本堂で法要後
本堂脇のさくら隊原爆殉難碑へ
参拝しその後映画上映会。
桜隊だけでなく、すべての原爆犠牲者のために祈りを捧げました。
映画は、
桜隊の生き残った仲間たちや
役者関係者らの生生しい証言を紹介しながら、
合間に彼らの証言を元に
再現ドラマを挟みこんでいくという、
1988年に新藤兼人監督のもと
製作された迫真の内容でした。
証言者の大多数は
もうすでに亡くなられた方がほとんどで、
千田是也、宇野重吉、浜村純、杉村春子、長門裕之などたくさんのベテラン俳優たち、
そしてナレーションは乙羽信子。貴重な映像でもありました。
原爆投下直後広島まで駆け付けた仲間たちの必死に捜索をする、
その努力の姿は、もう頭の下がる思いで画面を見つめてました。
今よりはるかに時間のかかる列車に乗って、それも投下直後の現場に乗り込んでいくなんて、
本当に本当に胸が詰まりました。
食事を挟んで午後は懇親会。
映画出演者や遺族の方々を招いてのお話しを聞きました。
その中でちょっと政治的な内容を訴えはじめてしまった人たちがいて、
私は非常に不愉快になってしまいました。
今日ここに集ったのは、原爆投下という許されざる違法行為を元に罪なき人たちが犠牲になったことへの慰霊祭なのに、、、
自虐史観にとらわれた人たちがここにもいた、と残念な気持ちでいっぱいになって帰ってきた一日でした。