モンゴルの歴史2@朝日カルチャー


宮脇先生2回目の講座。
前回は馬の歴史で、今回はいよいよ人の歴史。
すでに先生の講義を受けてれば何度も出てくる、ヘーロドトスが書いた人類初の歴史書の話から。


それによると、遊牧騎馬民族として紀元前1000年にウクライナあたりの黒海北岸にキンメリア人がいて、その後紀元前800年くらいに東から来たスキタイ人に追われてしまい、さらにカスピ海東にはマッサゲタイ人がいてスキタイ人と同じような文化を持っていたようです。
そのほかにアルギッパイオイ人、イッセドネス人、ヒュペルボレオイ人などいたそうです。
彼らが住んでた土地は、↑金と青銅しか取れなくて銀や銅はなかったといいます。
なので後年、ピョートル大帝時代に遺跡から発掘された大量の金の装飾品などは、お金にするため延べ棒みたいに溶かされてしまったとか。



そういった遺跡のひとつに、最も古いパジリク古墳があります。
紀元前8〜4?世紀くらいとされていて、高床式の古墳です→
盗賊があやまっててっぺんから下に落ちてしまって、そのせいで井戸のような穴があき、流れ込んだ雨水が凍結して永久凍土になったためいろんな埋葬品(フェルトや織物、皮革、木などの有機物から人や馬の遺体まで)が良好な状態で発見されたのでした!!
それらを見る限り、彼らが高い文明を持っていたこと、女性でも兵士として生きていたことがわかっています。
なんとすごいことなんでしょう!!
ゾクゾクワクワクは次回へと続きます。