SOETSU〜韓くにの白き太陽@三越劇場


民藝運動を起こした、思想家で白樺派柳宗悦の朝鮮とのかかわり合いのお話し。
演じるは主催劇団民藝
これもきっとその縁なのでしょう。
客演の篠田三郎氏は久しぶり。
でもちっとも年を感じさせない姿にさすが、と唸ってしまいました。
ひとりの日本人が、朝鮮の民の陶器に魅せられ、今も残る美術館を作り、日本統治下にあった政府とも対立し、また朝鮮の人々からも反感買うなか、深い朝鮮芸術に対する愛を貫いたなんて、まあ立派としか言えません。
統治下にあって当時はいろいろと日本人も勝手なふるまいはあったでしょうけど、やはり日本人が韓国の近代化に多いに貢献した、いや日本人なくては韓国の今はなかったんだ、とあらためて実感したお芝居でした。