三毛子@三越劇場


前回に続き漱石つながり。
吾輩は猫である、をモチーフに吾輩のガールフレンドの猫ちゃんのお話し。
しかし乗っけから斬新。
まず舞台。障子の絵がなんともメルヘン。背景のモビールみたいな橋げたはまるでパリでみかけるかのような雰囲気。
で、ひとり芝居の三毛子さんの恰好は猫に見立てた着物。
和洋混在する情景の中で繰り広げる三毛子ワールド。
猫の手が時として、お化けのようにも見えて、いやお化けを演じてるときもあったり、あの世とこの世、人間様に対して猫が飴と鞭的にふるまうあたり、なかなか面白い視点で、まあ実際漱石の原作をよく知らないもんだから、どの程度まで忠実なのかはわからないけど、いずれにしてもミュージカル仕立てというかオペラ調というか、シュールででも心がホッとするような、今までにないお芝居の世界を体験させていただきました!!