信越線ウォーク1日目@横川

横川駅スタート、ただいま世界遺産登録申請中の「めがね橋」まで行って帰ってくる、約11キロ、3時間のコース。
駅ハイ一ヶ月以上ぶり。
実は3週間前に右足小指を強打してまだ完治せず、多少の痛みをひきずってたのでちょっと不安ながらの参加でした。
保護するつもりで五本指ソックスを履いたら、これがちょっと仇となったようで・・・
おそらく余計に指を圧迫、靴の中も狭くなったようで。
とにかく、無理だったらチェックポイントまで行って戻ってこよう、と思いました。


スタート地点に着く前の高崎で乗り換えたら、信越線が二両編成だったこともあり超満員!通勤ラッシュ並み。
閉口しながらもやっとこ、横川到着。
大半がそこからJRバスで軽井沢へ向かう人たちでした。
でもウォーキング参加者も多くて受付は結構な列。
人気あるんだ〜!!
普段の私のペースに比べてかなりローペースで歩きました。

最初はほぼ一直線の道。しかも木陰があまりないっ。
そう、新幹線で廃線になった信越線と平行しているかつてのアプト式ラックレースの道をひたすら歩くのです。
(←写真は振り返った景色です)
この私の足の状況は、登り下りはラクだけど平坦な道が辛い。
まさにちょっとした地獄でした。
チェックポイントは、ほぼ中間地点にある温泉施設「峠の湯」。
とりあえずはそこを目指し、お昼を食べることにしました。



上の写真は、その「峠の湯」の手前にある、旧丸山変電所です。
明治44年の建造で重要文化財指定。
今はキレイに修復されたけど、廃墟だった頃はそれなりの風情があったようです。
そう言われれば、修復されたらどこにでもあるようなレンガの建物みたいな。
ここから「峠の湯」までは10分足らず。
横川駅から出発するトロッコ列車の終着駅でもあって、そこのホーム出たとこの待合室で屋根があったので買ってきたおにぎり弁当を食べました。
ご飯を食べたらちょっと元気を回復したのでここで引き返すのもつまらないから、やっぱり最後まで歩くことにしました。


実はすでに旧信越線とは、丸山変電所を過ぎて「霧積橋」から分岐。
霧積って聞いて、思わず「人間の証明」思い出しちゃった。
ジョー山中もつい先日亡くなっちゃったし。また再読しようかな。
実際舞台になった霧積温泉はもっともっと奥。怖いくらいの秘湯らしいけど。



休憩挟んで歩き出した道は、石ころが多くなってきてさらに私の足には歩きづらい状況となったけど、トンネルも多くて涼しくて快適になってきました。まさに天然クーラー!!


こんなレンガ造りのトンネルがこれからいくつもいくつもあるのです。
足の辛さに反して、気分は軽くすがすがしい気持ちになってきました。

最初のトンネルを気持ちよーく出たと思ったら!!


野ザルがいました!!
この写真は最後の一匹!?
この前にわんさか、群れでいたのです。
写真のおサルさんはおそらく二番手。
みんなが移動したか下から上がってくるサルたちを待って、見張り番のように一群の最後尾からついていってるようでした。
最初に見たのは、ボス猿。
大きなからだで向こうからのっそのっそと来て、私の前に歩いていた人と目が合ったのか、その人へ急に駆け寄ってきたので、
写真を撮ろうとした私は怖くなって止めました。
そのボス猿を囲むようにして、あっという間に数十匹の猿が来たのです。子猿も赤ちゃん猿もたくさんいました。
日光の猿みたいに凶暴じゃないけど、食べ物は禁物です。
チラシや看板にも猿が出るとは書いてあったけど、こんなにたくさんとは・・・


猿に出会って数分後、碓氷湖が見えてきました。
ここからも散策できるので、駐車場に車を止めてマイカー族も合流。
碓氷湖も一周20分で歩けるようだけど、今回はパス。



そして再びトンネルの連続。



     向こうまで見えます。








ホント、このトンネル内は気持ちいい〜
ただポタポタ雫がたれてくるので、注意しないといけないけど、それでもあまりのポタポタに何回かは当たってしまうのは覚悟。





さて、ようやく!?めがね橋到着!!

といってもめがね橋の上だからよくわかんないっ。


ということでちょっと横からの写真↓










うわっ、結構高いんだー。







と、橋の途中にこんな看板が。
そう、吉永小百合さん主演のJR東日本「大人の休日倶楽部」で見た景色ね。










そしてこの突き当たり手前から階段があるというので降りて見ました。







降りてさらにびっくり。
本当に高かった。

ここから折り返して帰途へ。
幸い帰り道では野ザルに出くわすことはなかったけど、ここにきて疲労がきたのか、何でもなかった左足に痙攣が。
攣る予感に迫りながらも、歩いてたらとうとうどうにもならなくなってしまった。
きっと右足小指を無意識に庇う歩き方を左足でしていたのだろう。
たたいたり、もんだり、しばらくすれば落ち着くことはわかってたので立ち止まり、時を待ちました。
本当にこの小指の怪我さえなければ、どんなにか気持ちのよい、素敵な木陰ルートだったことか。
平坦な道のりだからきつくもなくて。
こういうときはひとりで良かった。自分のペースで歩けるから。
痙攣は直ったものの、攣った箇所が痛い。
痛いながらもまた途中の「峠の湯」を目指し、レストランでティータイムしようと寄ったら・・・
まったく、寄った時間はまだランチタイム(午後3時まで!!)だったのでバイキングメニューしかできないと言われ、
仕方ないのでベンチでペット飲料買って休みました。

そして横川駅から来たトロッコ列車に、丸山変電所あたりで遭遇。





行きは何気ない一本道だと思ってたけど、帰りの景色は、そう、妙義山が見えたのね〜










横川駅隣の、碓氷峠鉄道文化むら、が見えてようやくホッとできました。











ここ横川駅は、言わずと知れた釜飯の駅弁で有名。
老舗本舗があり、その向かいにはちょっとした博物館?があって見学してきました。












今晩は信越線で横川から10分ほどの、温泉マーク♨発祥と言われる磯部に泊まりまーす。