蒲田ウォーク〜龍子記念館

蒲田駅から30分余り。かねてから来たかった美術館。
ちょうどウォーキングルートにあったので、他の観光ポイントはまったく無視して一目散?にやってきました。
ちょうど着いたら、向かいの庭園のガイドが始まるというので参加。
熱海の旧日向別邸に続き、またしても私ひとりだけ。

そう思いつつ門をくぐったら、ああ!!
その旧日向別邸を思い起こさせるかのような雰囲気にびっくり。


今年は寒い日が続いたせいか、早くも白梅がちらほら。


網代天井の美しいこと。






緻密でありながら、シンプル、ソフィスティケイトな造り、素材までもが竹を使い、ヘリを卍模様に配置した斬新な畳の敷き方、庭の雰囲気、余りにも共通点が多くて聞いたら、そう龍子もブルーノ・タウトと同じ京都の石庭に憧れてたとか。






“まるしかくのツクバイ”の中の紀州産青石はひとつひとつ磨かれていて、水の澄んでること!
敷き石も同じ青石で敷き詰められてます。






写真じゃあわかりにくいけど、瓦の一番先々には龍子の落款模様が施されてます。


たっぷり30分ほど外からだけどアトリエも見学し、タウトとの不思議な縁を感じた一時でした。


さて本館内は龍子の大作が並んでます。
なんと、龍子存命のころに建てた、龍子の思いを込めた美術館なのです。
浅草寺の天井画も手掛けた龍子の作品は、どれもダイナミックでユーモアがありました。

龍子の愛用品も展示してあり、区の施設として低料金ながらもその充実度には120%満足して帰ってきたのでした!!