土蜘@東京芸術劇場シアターウエスト

能、狂言で有名な演目を現代版にアレンジして朗読で体験するという、シリーズ。
あの、パッと蜘蛛の糸を散らすシーンはなかったものの、映像とバックの雅楽のコラボで見事情景を作りあげてました!!
そう、アフタートークでも言ってたけど、能と雅楽ってこれまたあり得ないのよね〜
胡弓、琴、笙、琵琶と3人の演者が4人の役者の後ろに控え、まるでセットのような効果がありました。
声優の甲斐田さんを除く3人の役者は今回が初演みたいだったけど、うち元ヅカの悠未さんはとっても存在感ありました。
男性陣はセリフの合間合間、なんとなく落ち着かない感じはあったけど、堂々とした読みっぷりには感心でした。
琵琶もジャンジャンっとロック調に弾いたり、打ち破る伝統!!みたいな気迫も感じつつ、でもその伝統を大切に引き継いでいきたい、との意図も十分汲み取れる、楽しくて新鮮な舞台でした。


ちなみに歌川国芳もユニークな絵を描いてますっ。
憎めないクモさんね。