ビハインド・ザ・コーヴ@新橋TCC試写室

 
あのアカデミー賞を取ってしまった、「“大嘘”ザ・コーヴ」のカウンター版。
試写室ではあるけど、自主上映会。
監督自ら受付し、終演後はお話し&質問タイム。
監督ひとりで撮影し偶然の積み重ねでできたフィルムなので、もちろんなんのシナリオもなく映像からは生の声がダイレクトに聞こえてくる。
シーシェパード側(SS)とは嫌悪な感じかと思えば、結構雰囲気良くインタビューしててちょっと驚き。
SSの人たちも思ったような過激な感じでもなく、いたって普通な印象ではあったけど、そこは監督が真実を知りたいっていう姿勢を貫いたからなんだろうな、と思いました。わんぱくフリッパーの調教師だったリック・オバリー氏も素直にインタビューに応じてたようだし。
太地町の人々は、国連など海外に対する日本の態度など本当によく知っていて、やはり現地の声を政府もどんどん取り入れていくべきと強く思いました。
伝統ある日本の漁を白人の勝手な価値観で支配するなんて本当に許せない、自分たちの行動だけが正しいなんて、どんどん怒りがこみ上げてくるし、やはり対応がゆるい日本政府への不満も積もった映画でした。
でもこれを観れば、日本の鯨漁に対する偏見は変わっていくと思います。
モントリオール世界映画祭のドキュメンタリー部門にも出品を果たし、次はゼッタイ、アカデミー賞ノミネートまでこぎつけてほしいです。
同じ女性として勇気ある行動力の監督に敬意を表し、ささやかながら応援していこうと思ってます。
今度、鯨料理食べにいきたいな〜!!