冒した者@シアターモリエール


三好十郎作品は、田中哲司主演の「浮標(ブイ)」以来の2度目。
客席前方も舞台として使うので、特に今回左右脇席設けてその左脇一番前だったため役者のド迫力がびんびん、、、
照明も時折まともに当たって眩しくて、役者が見れないことも多々あり。
三好十郎ならではの、戦後の日本人の苦悩が描かれているものの、個性あふれる登場人物たちの会話、ミステリアスな内容、シュールなメイクや衣装、光に照らされるセットの造形、「浮標」よりも動きがあり片時も目を離せないくらいどんどん引き込まれていきました。
主役の松尾くんの美形につくづく見惚れてしまったけど、長いセリフも熱演してて感心なひと時でもありました。
また盲目の女の子の役の、青山夕夏ちゃんの可憐な姿にも釘付けの2時間半でした。