スペイン滞在も残すとこ2日。
バレンシアの朝です。
もう何度となく、バスから拝んできた日の出。
今日は海から。
でも、運転手さんはやっぱり昨日を引きずってるよう、、、
安全運転でお願いしますネっ。
少しずつ動き始めた街中。
そう、実はホテルは街を抜けて海沿いでした。
なのでちょっと戻る感じ。
さすが都会、人がいる〜
出発して20分くらいでガイドさんとの待ち合わせ場所に到着。
今日は、英語のガイド。
だから添乗員さんが通訳ね。
トレドに続き、二度目。
サンタ・カタリーナ教会(→)を横目に、レイナ広場へと向かいます(↓)
中央左の高い建物が、八角形のミゲレテの塔、すぐ右隣がカテドラルです。
(ぶれちゃってますが)
カテドラルに近づいてきました。
すぐ左に隣接してるのがミゲレテの塔→
カテドラル、初めの入口。鉄の門。
バロック様式のファサードです。
遡ると、ローマ時代の遺跡、アラブのモスク、とあった歴史を積んできた場所。
そう、
バレンシアの地も、今までと同様キリスト教とイスラム教が取って代わってを繰り返し、このカテドラルは14世紀末に完成。
以後さまざまな建築様式を取り入れた重厚な教会になってます。
中に入ります。
大半がゴシック様式。
絵画の祭壇が見事。
シンプルながら存在感のある天井→
こちらはサラゴサ広場に面してる、
一番古いロマネスク様式のパラウの門。
ここには、実は最後の晩餐に使われたというキリストの聖杯があるそうです。
見たかったけど、ね、、、
あー、とにかく時間がない、、、
なんと、左の聖母教会堂(バシリカ)とカテドラルは渡り廊下で繋がってます。
バシリカは、17世紀に建てられました。
ミゲレテの塔(左)は、
かつてはモスクのミナレットでした。
まだ朝の空気の中、
ラ・ロンハへ行く途中、壊された建物が。
スペインでは建築法がないのか、建物はくっついて建てるようで、
従って壊してしまうとこんな感じ。
地震がないからいっか。
ガイドさんにひたすら付いていくだけなので、方向がまったくよくわからないけど、
とにかくバレンシア唯一、
今回7つ目の世界遺産。
15世紀に建てられた、
絹の証券取引所。
1996年にユネスコの世界遺産に登録。
ヨーロッパでも傑出したゴシック様式。
外観は証券所というより、お城だねッ!
中に入れないけど、とにかく壁や屋根など彫刻の装飾がスゴイ!!
遠くてわかりづらいのが残念。
ガーゴイル(怪物の彫刻)や天使たちなど、見ていて楽しい建物でもあります。
この左がマルシェ入口です→
バレンシアの市場は、教会みたい!?
中は、全天候型のマルシェ→
さすがバレンシア、太陽の恵みがいっぱい!!
どんなにか買いたかったことか。
あー、そしてここにも昨日よりもはるかにいっぱい、ハモン、ハモン。
食べたいよー(って食べられるんだけどね。。。このときはまだお腹いっぱいで。)
マルシェ外のパエジャ鍋やさん→
お見事!!
バレンシアを後に、バルセロナへ北上すべく高速へと向かいます。
さらば、バレンシア!!
高速に入りました。
日本と違い、料金所はすべてオートマティック。
でもETCではないんだけど。
それにスペインでは料金のかからない高速道路もあるようです。
いったん休憩。
しっかりとらないとね。
高速出口。
やっぱりスペイン、
レーンの色もカラフルよね〜
そして、バレンシアから350キロ余り、
やってきました、バルセロナ!
以外と南国。
って私だけ?もっと涼しいかと思ってたから。
カタルーニャ州です。
まずは腹ごしらえ。
もう午後2時半。
ここでランチです。
魚介がたくさん、の店の入口。
テーブルに置いてある、パンを見て、ああっ、またも!!
でも硬かったけどおいしかった。
慣れてきたのかな。それとも、ここのだから?
そう、スープやサラダのドレッシングに漬けて食べることを覚えたからです。
この前菜のサラダは、二人で一皿。
のっけから美味しい!!
メインは、鱈と豆の煮込み。
こっちも、おいしいー!!
いや、涙が出そうなほど感動。自分で味付けしなくていい。
デザートは、カタルーニャクリーム。
って、ほんとクリームだった。
でもみんなおいしかった。
最後にバルセに来てよかった。
逆ルートじゃなくてね。
テラスで食べてた別の日本人観光客の、パエジャもとてもおいしそうだったし、ここのお店はどれもおいしいみたい。
え?バルセロナはどこもおいしいって!?
その海岸前にある、こちらはバルセロナ5輪で選手村だったところ。
再開発されて、住居やレストランなど商業施設も入ってるようです。
手前の黒いのは、クジラのオブジェ↓
そして早々にまたバスに乗り込み、聖地モンセラットへ。
バレンシア辺りからよく見かけた、
乗り捨てOKのサイクルシェアリング。
スリや盗難が多いこの国で、
よく流行ったもんだわ。
いやいや、この日は金曜日だったにもかかわらず、すごい人、人、人、
しかも老若男女問わず。
あちこち渋滞。
祝日が重なったとかで。
夜はモンジュイックの丘で花火もあるとか。
ハワイみたい。。。
でも、オブジェを見てるとやっぱり都会。
さてまた高速に乗ります。
少し戻る形で1時間半の旅。
近づくにつれ、その奇岩の様相がはっきりと。
実は日光のいろは坂にも劣らない、ヘアピンカーブが続きます。
やはり祝日のためか、車多し。
うぉー、なんだ、この山は!!
どっかで見たような形、、、そう、これはまさしくサグラダ・ファミリア!!
(って、明日見るんだけどね。)
ガウディはこの山を見て、構想を得た、とされてます。
そしてひっつくように立ってる修道院。
標高1235m。
着くと、黒い雲の隙間から後光のように太陽が。
谷間の風景
フニクラ(ケーブルカー)でも登れます。
ちょっと写真じゃ、見えないけど。
どんどん雲ってきました。
今にも見えなくなっちゃいそう。
駐車場から修道院までの道すがら、露店がいっぱい。
その中でも人気のはちみつやさん。
修道院前へと続く階段のところ、
ジョセップ・マリア・スピラック作「サンホルヘ」。
そう、この地の守護聖人、セント・ジョージ、またはサン・ジョルディ。発音はさまざま。
この彫刻の人の目は、通り過ぎてもこちらを見てます。
この修道院内彼の作品が至るところにあります。
さっきのおじさんが上ってたモニュメントもそう。
バルセロナを代表する芸術家なのです。
実は明日もいっぱい見ることになるのですが・・・
以外にも晴れてきました。
近くにきても雲がかかることが多くて、こんなにすっきりと見えることは少ないとのこと。
お花も咲いていて、さっきまでの不気味な印象とは打って代わりかわいい雰囲気。
中に入ると、大聖堂へと続く扉があります。
扉前に広がる、タイルの床の模様たち。
パワースポットでもあります。
その周りを飾る壁画や彫刻
大聖堂は9世紀に創設。
黒いマリア像は、触ると幸せになれるということもあり大人気。しかも祝日とあって、この日は40分待ち。
実際は20分くらいだったようだけど。
私は見学と買い物時間を優先したかったので、並びに行きませんでした。
ちょうど真ん中にあるのだけど、触る人たちの姿が見えます↓
山奥でありながら、美しい大聖堂。
その大聖堂、向かって左側にある小さな、「祝福の礼拝堂」の中にある祭壇。
そう、これもスビラックの作。
滅多に入れない場所のようで、ラッキー。
集中を高める部屋、とのことです。
そしてここにも、いつまでもじっと見つめる目、がありました。
修道院の入口付近。
ちょうど黒いマリア像から出てきたところ、
洞窟風の祈りの場。
巡礼者たちが捧げた蝋燭がたくさん。
モンセラットの山々に再び、雲がかかり始めました。
高速に乗り、戻ってバルセロナの約50キロ先、カレージャへ向かいます。
着きました、カレージャのホテル。
スペイン最後の宿。
海が近いです。
茅ヶ崎や湘南みたいな雰囲気。
バルコニー付きです。
でも海は見えないんだけど。
しかもバルコニーへ出て窓を閉めてしまうと戻ってこれないというから、うっかりそっちには行けませんでした。。。
夕飯は、おとといに続きバフェです。
段々食事も慣れてきたのと種類も豊富なので、おいしくなってきました。
↑右下の白いのは、モッツァレラチーズと隣の茶色のは杏のような羊羹。
実はこの組み合わせ、あっちこっちのホテルの食事にありました。
以外と美味しいのです。
バレンシアの市場でも見た、
“潰れたお尻”みたいな形の桃。
味は、、、うーん。
白いのは、確か、メロンだったような。。。こっちはおいしかった。
添乗員さんがバレンシアの市場で買ってきてくれた、チリモージャ。
左の緑が切る前のもの。中は黒い種と白い実。
とても柔らかくて、ケーキのように甘かったです。
食後、
スペイン最後の夜なので、バルに行きたかったけど時間も遅いのですぐ近くのカフェへ。
ツアーのメンバー10名ほどで乾杯。
私が頼んだカクテル(左→)は、メニューの写真では明らかにブルーだったんだけど!?
そのカフェから。
隣のスーパーです。
まもなく閉店でした。
振り返ればあっという間、そして仲間たちとも打ち解け始めた頃はもう明日には帰国、、、
みんなととっても楽しい時間を過ごすことができました。
さあ、ラストスパートに向けてゆっくり寝るとしましょ。
(って、これまた翌朝は忙しなかったんだけどね)
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