今朝もバスから拝む日の出。
昨日も書いたけど、通り過ぎたコルドバへ向かいます。
今回の日程は中日を除いて全て当初の予定の、2日毎に前後逆になっていて、どうも効率悪い。
現地の事情だから仕方ないんだろうけど。
だから本来なら昨日コルドバ、今日セビージャ。
ああ、そんなだから朝食時間が減らされるわけ。
でも今日は、1時間くらいあったかな。
出発して約2時間、
見えてきましたコルドバの街。
グアダルキビール川にかかるローマ橋です↓
セビージャはこの下流。右に見える塔はカラオーラ(博物館)。
かつてはイスラム教時代の要塞だったとこです。
実は私、この景色にノックアウトされてしまいました!!
反対側からの眺め
橋の途中の、エンジェル像。
実はこの橋周辺はスリの多発地帯。
もう、ドキドキもんだった、、、
そしてメスキータが見えてきました。
コルドバ大聖堂に入ってきました。
ツアー4つ目の世界遺産。
785年、イスラムの寺院として建設されて以来、カトリックと合いまみれながら増築に増築を重ね、その歴史を積んできた世界にひとつとない礼拝堂。
何を隠そう、私が一番楽しみにしてきた場所。
メスキータは、塔とこのパティオと礼拝堂からなります。
見たことのないイスラム教とキリスト教の融合がここにあります。
オレンジの中庭と塔です。
かつては沐浴に使われてた庭。
そう、中央の樹木はオレンジです.
大聖堂の中です。
一歩足を踏み入れると、、、
何なんだろう、この空間は!!!
どこの国でもない、不思議な世界。
大理石と赤レンガを組み合わせた馬蹄型アーチが二重構造でしっかり支えてます。
ギリシャの神殿を思わせるような、何世代にも渡って作られた柱、その古さはまちまちです。
そして、この二段重ねのアーケードのすごいとこが、上部を壁にしないで空けてるところ!!→
そうすることで透かし効果があります。
透かし、と言えば
この柱も石花石膏(アラバスター)で
作られていて、
光を当てると透けてみえます。
免罪の門から入って、一番奥にあるミフラーブです。
メッカの方角を示すくぼみという意味だけど、ここでは金とガラスで飾られた見事なビサンチン美術で彩られた八角形の小屋です。
その控えの間、貝殻状の天井。
よく見るとここにも石膏細工が施されてます。
イスラムとキリストの融合がまさに!!
ここだけの世界です。
こちらはいつの時代のものなんだろう、
板の天井。
一番最古です。
で、こちらは
比較的新しい?
バロック様式の天井→
ミフラーブのすぐ隣、サンタテレサ礼拝堂。
宝物殿です。
そこにある、
16世紀の聖体顕示台(日本の山車のようなもの)とその足元にあるエンジェルの装飾。
とある柱には各大工職人の名が刻まれてます。
↓同じ職人の名。
この礼拝堂の改造のため、
あの美しいアーチの柱が80本も壊されてしまいました、、、
ああ、それでも!!
円柱の森、は圧巻です。
約850本の柱はさまざまな時代を経て、悠久の時を物語ってるかのようです。
中庭の回廊に飾ってある、かつて使われてた古い木製の板。
メスキータを後に、少しコルドバの街を散策。
そしてこの小径を振り返ると、、、↓
そう、メスキータの塔が。
その後のフリータイム。
こちらはユダヤ人街。
やはり迷路のように入り組んでて面白そうだったけど、時間も時間なので早々に集合場所へ。
さあ、グアダルキビール川を渡ってコルドバともお別れ。
これからコスタ・デル・ソル、地中海沿岸の町、ミハスへ向かいます。
コルドバを出発して、2時間半。
ミハスに入ってきました。
美しい白い壁の家の町。
この白で、太陽の光を家に入らせないようにしてるのです。
観光用として
馬車やロバがいます。
ミハスは、イギリス人で占拠されてました。
安いツアーがあるとのこと。羨ましい〜
さあやっとこ、ランチです。
階段を登るという、
ちょこっと試練がありました。
登りきった正面にレストランがありました。
しかーし、木がある左側の窓から見えるテーブルと椅子は、ひっくり返っていて、廃墟のよう。。。
入口は中央の屋根のところからで、入っていったらそっちの方はちゃんとしてたのでホッ。
ロケーション、抜群!!
テーブル目の前の、ベランダに出てみました。
もっとすっきり晴れてれば、向こうにモロッコが見えるとか。
サングリアは“壺”(日本語でメニューに書いてあった)サービスしかなかったので5人でシェア。
うっかり飲んでから写真を撮ることを思い出し、、、
添乗員さんから、私はここではサングリアを薦めてはいませんよっ(別の場所でと言ったはず、という意味)、って言われちゃったけど、すんごくおいしかったよ〜
そしてまたサングリアの後ろには、硬そーなパンが。
ガスパチョのスープ。
宿泊先のバフェでも時々あったけど、ここのは酸味が強くすっきりできました。
メインは、カジキのグリル。
うーん、やっぱり味付けが薄い。
各自オリーブオイルや塩コショウでテーブル調味ね。
で、デザートももちろんあったけど割愛。
もうここまでくれば理由はわかると思うけど。
食後は自由観光。
白い町の散策開始です。
まずは、とっておきの写真スポット、サン・セバスチャン通りへ向かいます。
サン・セバスチャン通り☆
この道をまっすぐ登って、登っていくと教会があるけど時間的に諦めました。
そして左の写真の道を、家並みが終わる辺りまで上って振り返ると↓
白壁を何度も塗るうちに厚くなって、玄関や窓が奥まってしまいました。
今度は町の奥にある、スペイン一小さい闘牛場へ。
奥ったって、歩いて10分かかるかかからないか。
ほんと、かわいい。
博物館も兼ねてて、しっかり見学料を取らされます。
まもなく試合開始だったので、ギリギリ見学できました。
中もかわいい。
やっぱりここでも白壁ね。
そしてプレジデント席からパシャ。
外から見た闘牛場。
外からじゃ、なんだかわからないわね。
そしてその闘牛場からすぐの展望台へ。
やっぱりモロッコ見えず。。。
ユニークなおみやげやさん。
ブーゲンビリアが咲いてました!
ちゃんと飲めます!→
こちらは山の教会じゃなくて、さっきのサン・セバスチャン通りのとこの教会。
小さい町だけど、教会はいくつかありました。
で、こちらは、
闘牛場前の教会、木の間を縫うように展望台へと続いてます。
ミハスの賑わい
小さい町だけど、もっと居たかった〜
しばし地中海沿いです。
↓ピカソの故郷、マラガ。丸く見えるは、闘牛場です。
さすがに?オリーブ畑の合間に山肌も顔を出すようになり、、、
シエラネバタ山脈も近くなってきました。
ミハスを出発して2時間余り、最後のアンダルシア州の宿です。
グラナダ。
街中から離れた、目の前にアルハンブラ宮殿がある丘の上。
でも木々に阻まれて宮殿はよく見えないんだけど。
古いホテルでした。
自販機も物は入ってるのが見えてるのに、出てこないという、信用ならないもので。
部屋はちょっと狭かった。
家具がとってもアンティーク。
夕飯はバフェ。
スウェーデン人のご老人団体と一緒でした。
日本と変わらないようなメニューバイキングで、奥ではライブで肉や魚介を焼いてくれてました。
そしてここでは、アルハンブラビールでしょ!!
って、本当言うと、何のビールだかよくわからなかった、、、
私はマオーの方が好きかな。
そしてのっけから、噂には聞いていた、
グラナダ大学卒業生による演奏会。
もちろん、各テーブルに置いた自分たちのCDを買ってもらおうという意図あり。日本のアニメソングも演奏してくれました。
さて、夕飯も早々に夜のフラメンコショーへ。
グラナダの中心部を通り抜け、サクロモンテの丘にあるタブラオ(洞窟)に行きます。
ホテルから20分くらい、ミニバスで行ったところ。
途中の坂道はジェットコースターのごとく、狭くてうねうね。
丘を登り詰めていくと、ちょうどダンサーたちが道端にいました。
着きました。
タブラオ入口です。
中はこんな感じ。
ワンドリンク付き。
この日は、大ベテランのママさんがいなかったので写真撮りまくり。
(ママさんは一切撮らせないらしい)
2部構成の、最初の組。
うっかり一緒に手拍子を取りそうになるけど、それはご法度。
足元を見て欲しい、と事前の添乗員さんからの解説で、ツアーのおじさんたちはまるで盗撮魔のごとく床下から撮ってましたっけ。
次の組。
こちらの方がベテランぽかったです。
カスタネットを使わなかったのは残念だったけど、それでも迫力あって魅せられました!!
最後に男性ダンサー。
バックのコーラスとギターも男性だったけど、ジプシーキングス?って思うくらい同じ声でした。
終わって外へ出て見ると、アメリカ人?らしき団体が道に溢れてました。
次の回のようです。一晩3回くらいやるとか。
私たちは最初の、10時の回でした。
もう帰り道は、見に来る客の車でごった返してました。
バス停まで少し歩いた道すがら、向かいに浮かび上がるアルハンブラ宮殿です。
ホテルはその近くなので、丘を下ってまた隣の丘を上がって行きます。
坂の途中に見えてきたグラナダの夜景。
あー、グラナダの町、歩いてみたかったなあ。
とっても賑やかでした。
街中のモニュメントも車窓から見たけど、
なにせ暗いしうまく撮れなかった。
ホテルに戻ったのは午後12時近くでした。
*