モンちゃんと韓国初旅3日目

3日目。
時代劇ファンとしては大長今パーク(MBCの時代劇撮影所)に行きたかったけどかなり不便な場所にあるので、さんざん迷った結果、イ・サンゆかりの世界遺産の土地、スウォン(水原)へ行くことにしました。

ソウルから電車で約1時間。
午前10時スウォン駅出発の有料の日本語ガイドツアーに参加する予定。


地図でいうと、
ソウルの真下にある赤いとこね。



さて、ホテルの朝食は地下一階のレストラン。
日本のビジホのレストランとは大違い、広ーい。
そしてビジホのバイキングにしては種類多し!!


お気に入りの、ゴマのパン。
(他に食パンやライ麦の食パンぽいのやクロワッサン、ロールパンも。)
中は空洞なんだけど、香ばしくて。
フルーツやサラダは日替わり。
種類は少なめ、
でもハムに果物乗っけてチーズも挟んで食べるの。
雑穀米や味噌チゲもあったけど、外食でごはん系なのでいつも朝はパンにしました。
ヨーグルトはなくて、プチケーキが常時4種類あって美味しかったです。


朝のテレビ。
フジのめざましテレビのような雰囲気で、この局(MBC)のキャスターのおねえさんたちはみんなミニスカ。
他の局もそうかと思ったら、この局だけみたいでした、、、
日本より朝ドラたくさんやってました。


ホテルから地下鉄の駅へ向かう途中。
路地裏にわんこが。
野良?でもとってもおとなしかったよ。
人懐っこくて途中までついてきちゃった。








これが昨日話した、
地下鉄のカード券売機。
一番左のオレンジが一回交通カード用。
日本語表示パネルがあるからわかりやすい。
日本のスイカパスモみたいなのも購入できるけど、チャージ単位が決まってるから余っちゃったらもったいないからやめました。


ソウルから約30分、ここはクロ(九老)駅。
ホテル最寄りのチョンノサンガッ駅からスウォン駅までは地下鉄1号線で一本で行けるんだけど、ここで急行に乗り換えるつもり。
降りたホームの向い。
英語で “スウォンまでは急行が早いです”、って
ここのホームの電光掲示板に案内があったからすっかりこのホームに急行が来ると思ってたら、、、


今日の交通カードは黄色。
毎回カードの色が違う、、、


クロ駅ではあせった、あせった、、、
待ってたホームには暫くして、なぜか逆方向行きらしき電車がきて止まり、、、
駅員らしき人もいないので窓を叩いて運転手さんに、
スウォン行きの急行はこのホームか聞いたら、
階段を使って、隣のホームの3番線って言うじゃないっ!!
英語ではそこまで案内してくれないし、、、
時間ギリギリで間に合ったかと思ったけど、急行が6分くらい遅れてた。
(その急行もわりと停車する駅が多くて、、、)
ハングルが読めないから、時間を頼りにしようと思ってたけどやっぱり当てにならないね〜


そしてスウォン(水原)駅でも、、、
駅隣接の観光案内所で聞いたら、本日ツアーはお休み、とのこと。
ガーーーン、すっかり頼りにしてたからねぇ。
まったく何のために急行で来たんだろうっ。
世界遺産のスウォンファサン(水原華城)の入口までは車で10分くらい。


仕方ないから路線バスで、駅から一番近いパルダルムン(八達門)に来ました。
イ・サン(第22代王正祖)が築城した要塞。



スウォンファサンの4つあるうちの南にある門。
四方八方に通じてるという意味の「四通八達」から由来。



パルダルムン(八達門)から歩いて15分くらい、ファソンヘングン(華城行宮)に到着。
さすが観光客いっぱいいるよっ。
ここは王様の別宮。



お金用意してチケットブースに行ったら、今日は無料、って言われた。
得しちゃった!!
(どうやら“春の旅行週間”で無料期間中だったみたい・・・ソウル市内の観光施設は通常だったんだけどね)


あれっ?
門の前で撮影?
いろんな国の美男美女が勢ぞろいしてる。
ビューティーコンテストでもあるかのよう。



新豊楼(シンプンヌ)。華城行宮の正門ね。
国王の新しい故郷、という意味。
1790年に建てられました。
1795年、正祖自らここの前で配給を行ったそう。


ここも日本統治時代にほとんど破壊されちゃって、
1996年くらいから復元工事が始まり、
2003年に一般公開になりました。
ここでも日本軍に壊されちゃったなんて、
心が痛かったです。




二番目の門までは、
ちょっと歩くよ。




ここはドラマ「イ・サン」はもちろんだけど、「チャングムの誓い」にも使われたんだ。
実際のチャングムの時代は、イ・サン(正祖)の300年くらい前だけどね。



二番目の門のとこ。
学生たちがいっぱい。
遠足日和かな。





お次の三番目。
中陽門(チュンヤンムン)。
後ろに見える、
正殿の奉寿堂(ポンスダン)を守るため、
1790年に作られました。

スムンジャン(守衛)?、セジャ(世継ぎ)、ネシ(内官)の君たち。



その奉寿堂(ポンスダン)。
1789年に創建。
日本植民地時代に破壊され、
1997年に復元。



1795年に正祖(イ・サン)が母・恵慶宮(ヘギョングン)の還暦祝いをした所。
当時の模様が再現されてます。



↑の赤い服が母・恵慶宮、
→の帽子を被って立っているのが正祖。


たくさん食べるんだネッ。



その続きの間になる部屋。


ここにも、お約束の、日月五峰図が。
本当は入っちゃいけないんだけど、こっそりね。












ここは外れにある、得中亭(トゥッチュンダン)。
正祖が百発百中、弓を射た場所。
今日の、こんな気持ちのいい空をイ・サン(正祖)も見てたんだね。




ここにスタンプ台があったよ!
何カ所かにあるんだ。
モンのお尻で見えないけど軸でつながってるから、正面にもってきて亀さんを押すんだよ。


ここはよかったんだけど、別場所で押したら悲劇なことになっちゃった、、、



空も青く、
そして自分の手も青くなってしまったのだ!
そう、
スタンプ台がインクがべっとりだったのに気づかず、、、
しばしウエッットティッシュで手を拭くことに専念、
もちろん爪も青くなってしまって完全には取れず。。。
まわりのおじさん客たちからは、アイゴッ、アイゴッ(なんてこったみたいな意)、と言われ、、、


長楽堂(チャンラッタン)へと続く門。
ここはドラマ「イ・サン」で、イ・サンが息子と鬼ごっこしてるシーンが撮られた場所。



長楽堂(チャンラッタン)。
正祖が書いた扁額。
1794年に完成。
母・恵慶宮の長寿と健康を祈って名付けられました。
翌年の行幸の際に恵慶宮の寝殿として使用されました。

チャングムの誓い」では、ネイウォン(宮廷の医院)として使われました。


いくつかのお部屋を巡って一回りしてきたら、
ちょうど2番目の門と3番目の門のとこで入ってくる時にいた美男美女が!!
ちょうど撮影が始まったところ。


でもね、
行く手をふさがれてたから無理やり割って出てきたら、スタッフの人に、邪魔、邪魔、って合図されて、、、
だったらちゃんと規制してよっ!!
何度もみんなで行進するシーンを撮ってたよ。
コマーシャルっぽかったけど?きっと有名人がいたんだろうな。


正門の新豊楼(シンプンヌ)前。
ちょうど武芸24技公演が始まったところ。
毎日2回公演、無料だよ。




正祖時代の最精鋭部隊の実践武芸。
朝鮮、中国、日本の武芸を取り入れたんだって。
この裏手の小山を登ったとこからちょうど華城列車が出る時間が迫ってたから、最後まで見れなかったけど。
ここでも華城列車の確認しようと振り返ったら、ボランティアの日本語ガイドさん発見!
とっても親切で、電話して空席があるか確認してくれたんだ。
乗り場の途中まで案内もしてくれたよ。

パルダルサン(八達山)乗り場。
結構な坂道だったよ。華城行宮から5分くらいで到着。
城壁の回りを半分くらい、30分ほどかけて走るよ。

観光列車。
チューチュートレインだね。




先頭の龍は、王様を象徴、
赤い客車は、王様の輿をイメージしてるんだって。




乗ればすっかり王様気分♪
うっ、でもちょっと頭が窮屈、、、






気持ちいいね〜!!
ずっと歩いてきたから休憩タイム。
それにしてもどこまでこの城壁は続くんだろう?




だんだん歩きたくなってきた、、、
上から見下ろしてみたいなあ。。。
早く降ろしてくんないかなあ。




ようやく錬武台(ヨンムデ)に到着。
ここで列車は折り返し。





ここは兵士の訓練所だったとこ。
バスで降りて歩き始めたとこのパルダルムン(八達門)から見て、一番右手、北西部。



売店やちょっとした飲食やさんもあるんだ。
何より、国弓体験できるんだ。




東将台(トンチャンデ)。
城内を見下ろしながら指揮できるようにと高いところに建てられたんだ。
兵士たちが武芸の練習を行なったりもしたんだ。
練武台(ヨンムデ)とも言うんだって。


改めて、ここ水原華城(スウォンファサン)は、
1794年から2年余りの歳月をかけて、第22代正祖(チョンジョ=イ・サン)が父親のお墓を楊州(ヤンジュ)から移し、ここに理想郷を作ろうとした城郭。東洋と西洋の建築技術を結集して造られ、朝鮮王朝最後の築城。
1997年にユネスコ世界文化遺産に登録。
総面積130ha(東京ドーム約28個分)、全長は5.7km。



後ろに見える建物は、東北空心墩(トンプッコンシムドン)。
さっきの東将台(トンチャンデ)の先にある建物。
兵士が中に入って、敵の見張りができるように作られてるんだ。




ここから華城列車で来た方向へ少し戻るよ。
城壁の何カ所かにブースがあって観覧料を払わなくちゃいけないんだけど、
今日は無料期間中だからだれもいないんだ。


遠くに鋪楼(ポル)が見えるよ。

見晴らしいいねー!





青い旗の色は、東っていう意味だよ。
方位によって色が決まってるんだ。
陰陽五行説で決めたんだって。
この景色は、万里の長城みたいだねっ。

さっきの東北鋪楼(トンプッポル)に来たよ。

兵士の待合や休憩所に使われたんだ。
時には敵を監視したり、弓やで攻撃したりしたんだ。



←遠くに東北角楼(トンブッカンヌ)が見えてきたよ。







             モンもちょっと見張りしてみよっ。




こんなに狭い通路を通るんだねッ!





東北角楼(トンブッカンヌ)到着。1794年に作られたんだ。
ここもさっきのポルみたいに兵士の休憩や監視としての司令塔でもあったんだ。
角度によって違って見える貴重な建物なんだ。
ここは周りの景色も楽しめるようにちょっとした池や花壇もあって、東屋風なんだ。
訪花随柳亭(パンファスリュジョン)っていう別名があるんだよ。


北暗門(プッアンムン)。→
すぐ隣だよ。
敵の目に付かないように奥まったところにあるんだ。
人や家畜が出入りしたんだって。
中世のヨーロッパみたいだね。
1796年に建てられたんだ。




長安門が見えてきたよ。
ちょうど、バスで降りてきた八達門からまっすぐ北へ進むとあるんだ。
一番北の門。



その長安門へ行くのに通る、
華虹門(ファホンムン)。
ちなみにこの写真は、華城列車で通った時に撮ったもの。
7つの水門から出る水原川の水が虹のように輝いて見えることから命名
川の氾濫や敵の侵入を防ぐために造られました。
右上に見えてる高台にある楼閣が、さっきの東北角楼(トンブッカンヌ)ね。


長安門(チャンアンムン)
/北門(プッムン)に到着。
華城四大門のうち北側の門。
でもここが正門なんだよ。
1794年に完成。
首都を意味し、民の安寧を願ってネーミング。




下から見上げるとおっきいよ!
まさに西洋と東洋が入り混じったかんじ。



二階建てだよ。
屋根にはやっぱり孫悟空たちがいっぱいいるね。






アーチ型の門も中は装飾されてるんだ。



外側から見るとこんな感じ。
おっきすぎて全景入んないよ。
目の前は大通りだから渡らなかったんだ。




もう少し西へ行ってみるよ。
こはちょっと入り組んでて迷路みたいだよ。




北西砲楼(プッソポル)に来たよ。
門の両脇に大概あるんだ。

長安門が見えるね。
ここから見ると、突き出たレンガの半月型の甕城(おうじょう=城門を守るための小さな城)がよくわかるね。
防御効果2倍なんだって。


今や射程は、正面見える建設中の高層ビル!?→




イエモンはどこまで飛ぶかな?




これより西側も今までと大体対照的な造りなので、
ここで降りてちょっと戻って長安門の大通りから、
バスで降りてきた八達門(パルダルムン)へ
まっすぐ南下することにしました。
北東中心に大体四分の一強歩いたかな。


途中にあった、高麗人参専門店。
もーくたくた、活力ちょうだい。
でもだれもいなさそう、、、
ま、高価そうだから買えないけど。




長安門から降りて歩いきて20分くらい。
ようやく最初の門、八達門(パルダルムン)に戻ってきたよ。
長安門と同じ、1794年に完成。




ここも突き出たレンガの半月型の甕城だね。





途中また路線バスに乗ろうかとも思ったけど、いろいろと面倒臭くなって結局スウォン駅まで歩いちゃったよ。
パルダルムンから30分くらいだった。
ふーっ、疲れた、、、
以外と近代的なスウォン駅だよ。

駅と繋がってるおっきなフードコートは、
お昼を少し過ぎたけどいっぱい人がいて、
結局入る気になれず、そのまま電車に乗ったんだ。



仁寺洞(インサドン)通りにまた来ちゃったよ。
ショッピング目当て。


ソウルに戻ってくるまで実はまた一苦労だったんだ。
乗車カードの券売機が、ソウルの町中のとは画面展開がちょっと違ってて、
何度もやり直し、、、日本語の案内選択はあるんだけど、勝手が違った、、、
駅の表示や券売機も、どーして漢字併記してくんないんだろっ。
で、帰りの急行は行きよりも停車駅ががぜん少なくて、
ビュンビュン気持ちよかったけど、
できれば降車駅まで連れてってくれることを願ったけど途中の駅止まりで、
お昼も食べてなくて席も座れなくてもう足が動かないくらい疲れてたのに、
やっぱり階段上り下りして乗り換えるハメになって。。。


本当ならミョンドンやトンデムン方面ブラブラのつもりだったけど、
駅名探せず、それに途中乗換も増えるし、で、結局ホテル最寄りのチョンノサンガッ駅まで買いました。
こうなると慣れたところしか行く気力なく。
出発前日本にいたときは、水原華城の観光のあと午後はスウォン駅から無料シャトルバスで民俗村へ行こう!と目論んでたけど、大甘でした。
そんな体力気力なんてなく、飛んでもなかったです。


まあおかげで少し早くソウルに戻ることができて、
ここは仁寺洞マル。
昨日のうさちゃんのいたサムジキルの向い側を少し行ったところ。
新しくできたお洒落なショッピングビル。
でもなんとなく、高級志向っぽい雰囲気で、あんまりお客さんも飲食店以外はいなかったような。




今日もまた遅いお昼&早い夕飯は
暑いしできれば冷たいものがいいような。
どっかないかと歩いていたら、昨日食べたnuRiの近くの裏通りに来ちゃった。
疲れすぎて麻痺してきたのか、、、
もうずいぶんあっちの店、こっちの店と行ったり来たり、、、
思考能力が落ちている。



と、ここにも韓国の小鳥さんがいた!
オレンジ色できれいだね!!
歌ってはくれないのかな。。。


それにしてもお店が決まらない、、、
どーしよう。


さんざん迷い、やっぱり麺系!!
仁寺洞通りに戻ってきて、通りが見下ろせる2階にある明るい店内のお店に入りました。
冷麺。
うん、正解。
だけど、いきなりハサミが出てきて、、、そう、どんぶりに突っ込んでバサバサ切るらしい。
ちょっと抵抗あったけど、やってみました。

多いと思ったけどちょっと冷麺だけじゃ物足りないかなって思ったし、
ソウル最後の夕飯、ソウルフードも一つ、
と思って、マンドゥー(饅頭)頼みました。
こっちの饅頭は、甘い系じゃなく肉まん系ね。
ひとつひとつが食べやすいサイズ。
でも全部食べ切れなくてゴメンナサイ。


仁寺洞通りの入口まで来たよ。
昨日は車の往来で気づかなかったけど、
「日月五峰図」があったんだね。
それにしてもいつでもここは凄い人込み。


そしてここはすぐ近くの、くるみ饅頭やさん。
あっ、ここの饅頭は甘い系ね。クルミはもちろん、らい麦も入ってるんだよ。
機内食にも出してるらしいんだ。
試食を3つもくれたよ。
日本人じゃないかと思うくらい日本語堪能なおにいさん、
思わず久しぶりに日本語でたくさんしゃべっちゃった。
それにしても日本人の友人がいて4回くらい日本に来たことがあるだけで、
あんなに上手くなれるのかな?


くるみ饅頭やさんからも、
逆方向だけどホテルからも近い、
タプコル公園。
第26代王高宗(コジョン)時代(1890年代末)に建てられた、ソウル初の近代公園。
入りたかったけど、ちょうど閉園時間で門が閉められたとこだった。。。



ソウル滞在最後の夜だけど、かなりヘトヘトモードなのでホテルへ帰還。
さっきもらったくるみ饅頭。
おみやげ用は真空パックのお洒落な個装にしてくれるんだ。
おいしいよっ。
韓国みやげはこれに決まり、だね!!
(でも日持ちは1、2週間だけど)



こっちは唯一自分用のちょっと奮発?した飾り物のおみやげ。
モンちゃんの大好きな鳥さんが3羽、
丁寧な刺繍と玉で美しいのです。

ちっちゃい青い葉っぱみたいなのは、
袋に入れてテープのところに一緒に貼ってくれたかわいい飾りもの。
おしゃれなお店でした。






今晩のテレビは、、、
昨日もやってた連日のドラマ。

うわーっ、
ソンハ、だよ!!
ってイ・サンウなんだけど。
「馬医」しか見たことないから、その役名が出てきちゃう、、、
コマーシャルだと結構時代劇で知った顔の人出てたし、キム・ヨナも。


ソウル最後の夜もたっぷり寝れそうです、、、