モンちゃんと韓国初旅2日目

■雲峴宮〜昌慶宮へ


アニョハセヨー!
翌朝。
すっかりいい天気〜♪
ホテルの前だよ。

朝からプチケーキも食べて
たっぷりエネルギーチャージして、
お散歩出発ッ!!



最初の目的地まで近道で行くよ。
           ここは多文化通りの入口。









なになに、フムフム・・・
そーなんだっ!!
(って、モンちゃんわかるのかなあ?)




大通りに出たよ。
この辺は学校が多いんだ。
最初の目的地、ウニョングンはもうすぐ。


午前9時の開園まであと10分あったけど、もう入れたよ。
無料。
ここは李朝第26代王のコジョン(高宗)の父親、
フンソンデウォングン(興宣大院君)の私邸で、
コジョンも12歳まで住んでたところ。
ということは1864年くらいまで住んでたのかな。


当時は向こうの建物も敷地だったみたいで、とっても広かったんだ。
高宗はわずか11歳で即位して、
それからいろいろと建物を増やしたんだ。


もちろんまだ子供だったから、
実際の政権は父親が握ってて、その権力の象徴にもなったところなんだ。


ここは正門入って右にある、スジッサ。
漢字だと、守直舎。
ここの警備と管理をしてる人がいた場所。
コジョンが王様になってからは父親がいるここに、
王宮からたあくさんの人たちが派遣されてきたそう。




スジッサの奥にある、ノアンダン。老安堂。
息子が王様になってくれて老後を安らかに過ごせられる、
ような意味みたい。
お客さん用のお部屋。
部屋は正面に6つ、側面に3つもあるんだ。
そしてこの軒先の角材を長く伸ばして日よけにしてるのは、
もうここでしか見られない貴重なものなんだって。


ふーん、
こんな感じでおもてなししてたのかなあ。



韓国の消火器って、
ちょっとプックリしてるんだね、、、






裏側に回ると、オンドルの煙突があったよ。
オンドルって、煙の床暖房のこと。
だから煙を出す排気口(煙突)が必要なんだ。↓













母屋はノラッダンとイロダンの2つ。
ここはイロダン。二老堂。
ロの字型に造られていて、
男子禁制、女性専用の住まい。
中庭があるんだ。→
他にも台所だったり、展示館だったり、韓服の貸衣装もできたり、と見どころたくさん。

さてウニョングンをあとにいよいよ5大古宮のひとつ、
チャンギョングンを目指すよ!!昌慶宮。

と、昨晩に引き続きミュージカルのバスの車体広告発見!!
(昨日はレ・ミゼラブルだった、、、)
韓国版モーツァルト
超観たいっ。


ウニョングンから角曲がってすぐ、
チャンドックンの敦化門。
でもここはまだあとで。
今から、チャンギョングンへ行くよ。



チャンドックンのすぐお隣とはいえ、
かなり広くて15分くらいはかかりそう。
並木道が続くのだ。




いよいよ、5大王宮の一つ、チャンギョングン到着。昌慶宮。
元はスガングン(寿康宮)といって、
第4代王のセジョンテワン(世宗大王)が第3代王のテジョン(太宗)のために建てた宮殿。
その後第9代ソンジョン(成宗)が祖母、生母、養母の3人の王妃様のために1483年に建て直ししました。そう生母はあの、インス大妃ね。
ここからは大好きな時代劇の舞台が待ってるのだ〜!!




午前10時からの日本語ツアーに参加。
まだ朝イチのせいか、他に参加者はいなかったけど。
このチョゴリは、各王宮のガイドさん共通の制服。
正規のガイドっていう証しらしいよ。




〈正門のホンファムン(弘化門)〉


チャンギョングンは門が全て東向きなのね。
他の宮殿は南向きなんだけど、地形のせいとのこと。
1484年に建てられたけど、豊臣秀吉文禄・慶長の役のときに焼けちゃって、
1616年のカンヘグン(光海君)のときに再建されたもの。

そう、ほとんどが秀吉の文禄・慶長の役で焼けちゃった、、、
その後再建されたけど現存する建物は少ないみたい。


 


〈オッチョンギョ(玉川橋)〉

どの宮殿にもこうした橋があるんだ。
川を作って宮殿の内と外を区別して、悪い気が入らないようにしたんだって。

その象徴に、4個の獣がいるんだ。
名前はヘテ。↓


←以外とかわいい。
火の気を抑えると言われ、また善悪も見分けられるとか。






橋げたの中央にも両側南と北、鬼のレリーフがあるんだ。


〈ミョンジョンムン(明政門)〉



オッチョンギョを渡った先にある、
中門。





ここもさっきのホンファムンと同じで、
1616年に再建されたもの。






ミョンジョンムンから覗いた、ミョンジョンジョン(明政殿)。


そしてくぐると、、、





テンション、マックスーーーッ
もう、この光景、
時代劇ファンなら震えあがりますッ!!
 



チュサン、
チューナーッ!!
(おうさまあーーーッ!)
と叫び、家臣や臣官たちがひれ伏すのです。



この石は、位階の印である品階石。
王様の通る真ん中の道を挟んで、
左側が武官、右側が文官の位置。
無階は王様、次に正一品→従一品→正二品→従二品……従九品と後方へと続く。


モンちゃんがいるのは、チョンサンプン(従三品)だから側室で言えば6番目のスギョン(淑容)だね!!
あ、だけどここの場所は男だけだった、、、


〈ミョンジョンジョン(明政殿)〉



チャンギョングンの中で一番権威のある建物で現存する朝鮮王宮殿の中で最古もの。


そしてやはりホンファムンやミョンジョンムンと同じで一度焼失し、1616年に再建。


屏風は、「日月五岳屏」で赤は太陽、
白は月。
不老長寿の意を込めたもの。
天井の鳳凰は、龍と共に君主の象徴とされるもの。



これは建物の左右の角のところに置かれてる、魔よけ。
火の化け物がこの水面に映った自分の顔を見て、驚いて逃げていくというものらしく、他の宮殿にもありました。
別にこの水で消化するというものではなかったみたい。



宮殿の守り神。
これもヘテの一種らしい。








この屋根の上にたくさん並んでるのは、
孫悟空の登場人物や動物たち。
守り神なので、多ければ多いほど位が高い人がいる場所とされてたとか。






〈ムンジョンジョン(文政殿)〉


ここもカンヘグンの時に再建されたけど日本統治時代に壊され、1984年に復元再建。
王の執務室で、チャンギョングンの中で唯一南向きの建物。
ここからあの屏風の景色でもある、五峰の山と太陽と月が見れるよう。


この辺りにスクチョン(粛宗)の側室でありトンイ(スクピン・チェシ)に敵意を持っていた、チャン・ヒビンが賜薬を飲まされたり、イ・サンの父サドセジャが父親のヨンジョから米びつに入るよう言い渡されたりしたところが。。。


スムンダン。崇文堂。
建物は第21代ヨンジョ(英祖)の前の王の時に建てられたけど、
ヨンジョの次の次の王、純祖の時の1830年の大火に焼けその年に再建されたもの。


なんとこの額は、ヨンジョが書いたもの。
ヨンジョって、生母があのトンイでイ・サンのお祖父さんね。
ヨンジョは学問に特に力を入れてて、ここでいろんなことをしたみたい。


〈ハミンジョン(涵仁亭)〉



科挙(朝鮮王朝時の公務員試験みたいなもの)に合格した人たちをもてなしたところ。
ここもスムンダンと同じく、焼失して再建されました。


キョンチュンジョン(景春殿)〉


ソンジョ(成宗)が生母、インス大妃のために建てそして大妃が亡くなった場所。
第21代王イ・サン(正祖)はここで生まれました。
この扁額は、イ・サンの息子第23代王スンジョ(純祖)の直筆。
建物は1834年に再建。


〈ヨンチュノン(迎春軒)/チボッコン(集福軒)〉




今はちょっとした展示館になってるんだ。



でもここはあのイ・サン(正祖)が暮らしていて亡くなった場所。
そしてイ・サンの父親のサドセジャとイ・サンの息子のスンジョ(純祖)が生まれたところ。



建物の中では、イ・サンの個展!?
イ・サンはとても筆が上手だったようで、自らも弘斎という雅号?を持ってました。










絵心もあり、緻密なタッチに感心。












動物を描く鋭い洞察力も垣間見れます。










これはなんとイ・サン(正祖)が
子供のときに外叔母様に当てた手紙だそう。
ハングル間違えちゃってるのがかわいい。


〈トンミョンジョ(通明殿)〉



ここもホンファムンと同じで焼失して1834年に再建。
王妃の寝殿の中で一番大きい。




女性らしく、庭園や花壇があります。






内殿(宮殿の女性たちが暮らす場所)は、
あとヤンファダン(養和殿)と残ってはいるけどほとんどが焼失、あとは公園に。
日本統治下の時代くらいに動物園にしてしまって、そのときに樹木とか植えたから伐採することもできず、公園にしたみたい。
ようやく今の形になったのは1986年からみたいね。


ここの裏手からすぐにチャンドックン(昌徳宮)へ。




■昌徳宮へ

チャンギョングン(昌慶宮)の中からチャンドックン(昌徳宮)へ来たよ。

ちょうどチャンドックンの後苑入口付近の含陽門だよ。
後ろがそのフウォン(後苑)の入口。
美しい庭園があるんだけど、
追加料金で予約制で時間制。


今回はスケジュールの都合で建物エリアのみ。次回ね。



これから一日一回しかない日本語ガイドツアーの集合場所へ。
正門の敦化門(トンファモン)へ向かう途中。


瓦が変わってて面白い。
ここいら辺は、ソンジョンガッ(誠正閣)。
セジャ(王位を継ぐ者)が儒教を学んだところ。


↑ポンチュル(報春楼)。
ソンジョンガッの一部。


フィウル(喜雨楼)。→
ここもソンジョンガッの一部。





1910年からはネイオン(内医院)として利用。
ネイオンは宮中の病院ね。
医女もいて女性の治療に当たったんだって。



トンファモン(敦化門)はもう少しなんだけど、
途中に売店発見!!
ちょっと休憩。もうお昼だからね。
ショウガジュース飲んだんだ。
ジンジャエールの炭酸なし、みたいな感じ。
結構甘かった、、、




・トンファモン(敦化門)




1412年に建てられたけど、文禄・慶長の役で焼失、1608年に再建。
韓国で現存する最古の門。



ここからガイドツアーがスタート。
さすがに世界遺産のとこだけに観光客多し。
なのに日本語ガイドツアーはわずか2組だけの参加。
ブームは落ち着いたのか日本人観光客は少ない感じ。
中年ご夫婦と。
おじさん、時代劇ファンで私なんかより詳しい。
二人ともちょっとだけど韓国語話せるみたいでうらやましいっ。
私とは逆ルートで来てるみたいで、この次に行くキョンボックンは歩くよぉーっと、脅されました!?



1997年、唯一韓国の宮殿の中でユネスコ指定遺産に登録。
1404年、この次に行くキョンボックン(景福宮)の離宮として建てられたけど、
文禄・慶長の役キョンボックンと共に焼失したあと、1615年に再建。
しばらくキョンボックンが再建されなかったので、
300年近く正宮として使われてたんだって。


クムチョンギョ(錦川橋)。↓
トンファモン入って右、ここにも「お約束」の橋があります。
600年前のままの、韓国最古の橋。
もう川はないんだけど。。。





そして橋の手すりには、「お約束」の守り神、ヘテ、
健在!!



ちょっと横からだとカエルっぽいね。。。


正面からだと獣って感じ。
でも顔が潰れちゃっててやっぱりかわいいネ。






トンファモンから数えて3つ目の門、
インジョンムン(仁政門)。


宮殿に入るにはいくつもの門をくぐらなければならないのだ。



何気にイエモン(モンちゃん)→




・インジョンジョン(仁政殿)


チャンドックンの正殿。
即位式やら朝礼、接見など国の重要行事が行われたとこ。
あの暴君になってしまったヨンサングンからコジョン(高宗)までここで即位したとか。



さすが、チャンギョングンの正殿よりおっきい、立派。





正殿よりインジョンムン(仁政門)方向。
品階石が見事に並んでます。





外から見ると2階に見えるけど、
実は一層式。
シャンデリアとカーテンは1900年からのもの。
重厚感アリマス。






・ソンジョンジョン(宣政殿)


インジョンジョンの隣。
1804年に建てられた王様の執務室、ピョンジョン(便殿)。
時には宴会や勉強の場としても使用されました。





↑屋根には守り神の、孫悟空たちが。


ソンジョンジョンの青い瓦。
韓国の宮殿ではここでしかない唯一のもの。









・デジョジョン(大造殿)


ソンジョンジョンの隣。
王と王妃の寝殿で、家族が暮らしていた場所。
よくみると(正殿と比べ)、屋根に棟瓦(漆喰みたいな白いの)がない。
龍瓦というもので、王様は龍に例えられるからというもの。


火災にあって1920年にキョンボックン(景福宮)から移築。
日本統治下に置かれることに決まった会議の場所でもあり、
朝鮮王朝最後の第27代スンジョ(純宗)王が1926年に崩御した場所でもあります。

女官たちの部屋も。










キョンフンガッ(景薫閣)

ジョジョンの裏手にある、
王妃さまのために美しく造成された裏庭。



オンドルの焚き口。
煙もくもく、
当時の様子がうかがえます。
ちなみにオンドルのある部屋は、
石の床。
ものすごく熱い煙なので、木材だと焼けてしまう。
夏は逆に石なので涼しいみたいです。




・ナッソンジェ(楽善斎)

チャンドックンのはずれ。
第24代王ホンジョン(憲宗)が後宮(妾)のために1847年に建築。
最後の皇太子、コジュン(高宗)の息子のイウンとその妻、日本の梨元宮家から嫁いだ方子さまも住まわれてました。
政略結婚と噂されてたけど、実際の夫婦仲はとっても良かったそうです。
木のぬくもりを感じる佇まいで、右手の壁は長寿を表す亀甲模様になってます。




・内閣

ここは、トンファモン(敦化門)入って真正面にある、王直属の学術機関。
いわば図書館みたいなとこ。






正祖(イ・サン)がいろいろと拡張していったみたい。
学問に専念できるよう、さっきの政治的な建物とは離れたところに作ったとか。


ここは検書庁。
書物を発行したり、保管したりしてたらしい。
他に王の健康を管理する、ネイオン(内医院)もありました。



内閣側から、トンファモン(敦化門)が真正面に。







景福宮


さあ、3番目の宮殿、キョンボックン目指すよっ!
チャンドックンからは西へまっすぐ、15分ほど歩くよ。

ふーっ、
それにしても暑くなってきた、、、
14時までに行かないとっ。
スムンジャン(守門将校)交代儀式があるんだ。




お祭りがあるのかな、、、
提灯がいっぱいぶら下がってたよ。





なんとか間に合ったよ。
脇の東門のとこ。
交代儀式はフリーエリアだからだれでも見れるんだよ。








あれ、もう儀式してるのかな?
予行演習なのかなあ。



すぐ終わっちゃったから、準備だったのかな。
ここからだとプガッサン(北岳山)がよく見えるね。



交代儀式会場はフンレンムン(興礼門)前。→
すごい人だあ、、、
この太鼓はどうやら儀式に使うみたい。



太鼓が鳴って、フンッ、ハッ、
と掛け声が響き渡り、
カラフルな旗をひらめかせて行進の始まり、始まり、、、
向こうに見えるはクァンファムン(光化門)。正門ね。


20分くらいはやってるのかな、
もうすぐ日本語ガイドツアーに行かなくちゃいけなかったから、最後までしっかり見れなかったけど。





ガイドツアーはこのフンレンムンの先からスタート。






さすがキョンボックン、
一番の観光名所とだけあって
参加者多かったよ。
ベビーカー連れの家族もいたけど、
階段大丈夫なのかな。
ガイドさんはこのあともスケジュールがあったのか、
かなり巻きが入ってたけど、、、



フンレンムンを通ると、クンジョンムン(勤政門)。

ここにも「お約束」の川と橋。



クンジョンムンを通ると、
クンジョンジョン(勤政殿)。
品階石や火災よけのお守りの水甕は、他の宮殿と同じだったけど、
取り巻く守り神がたくさん!



日本と同じ干支がいるけど、10支なので2支いない。
ガイドさんからいないのはどれだ?ってクイズが出たけどだれも当てられなかった、、、


正解は、ブタ(イノシシ)とイヌ。
イヌは当時あまり重要な動物とされてなかったとか。


クンジョンジョンの中。
もちろんお約束の玉座と日月五峰図があり(写真割愛ね)、吹き抜けの天井はとっても高く、
やはり一番大きい宮殿として威厳あります。

1395年に建立。
文禄・慶長の役で焼け1867年に興宣大院君(高宗の父)が再建、日本統治下でまた壊されて2001年に復元終了。


この天井は、七つの爪を持つ七爪龍。
(たいてい朝鮮王朝は、4つの爪)


その後ろにある、
サジョンジョン(思政殿)。
王の執務室(便殿)。
日ごろ、臣下たちと会議や業務報告などをした場所。



お次は、
ガンニョンジョン(康寧殿)。
そう、棟瓦がないのが王様の寝殿の特徴ね。
でも休憩だけじゃなく、臣下たちと政務も行ってたところ。

そのガンニョンジョンの中。


広いデチョンマル(板の間)があって天井も高い。
両脇にはオンドルの部屋があります。↓






そのオンドルの煙突↓


ギョテジョン(交泰殿)。→
王様の寝殿の後ろにある、王妃さまの寝殿
こちらも両側にオンドルの部屋があります。



そのギョテジョンの中のデチョンマル(板の間)。
奥の板壁が開くと裏手のアミサン(峨眉山)庭園が観賞できるようになってます。




その峨眉山庭園。
階段式の花壇と装飾が施された煙突があります。


王様たちの寝殿の左隣に位置する、
キョンフェル(慶会楼)。
宴会場や使節団の接待場所だったそう。
1412年に建てられ、文禄の役で焼失後1867年に再建。
右手に3つの石橋があって、一番手前が王様専用だったとか。
10月まで予約制の特別公開制。でもこの日はお休みだったみたい。


慶会楼や王様の寝殿のずっと後ろにある、ヒャンウォンジャン
香遠亭)。
1867年コジョン(高宗)が、この次に行く乾清宮を建てるときに一緒に作ったそう。


この橋はチイヒャンギョ
(酔香橋)。
なかなか洒落た名前だね〜
プガッサン(北岳山)を借景に、王様たちは四季折々のお散歩を楽しんだんだね。

さすがキョンボックン一の風光明媚な場所。
時代劇ドラマでもよく使われてる風景。


そして一番奥(北)にある、
コンチョングン(乾清宮)。
ヒャンウォンジャンが目の前。
1873年第26代王コジョン(高宗)が建てました。
でもここでもまた悲しい歴史があって、、、

1895年に日本の刺客によって、コジョンのお妃さまが殺されてしまい、
1915年に日本統治下のため撤去、2007年に復元されました。



ここでツアーはおしまい。
最後にモンちゃんを出して撮影したら、みんなから「かわいいーっ」て言われてご機嫌だったね。
この他にも王様のおばあさまの宮殿やセジャ(世継ぎ)の住まいの東宮などあったけど、この次かな。
本当に、本当に広ーいキョンボックン。
でもまだ復元途中で整備中のとこもあって、全部できたときがまた楽しみです。



12支神像。
これはキョンボックンを出てすぐ、国立民俗博物館の敷地。
というかまだキョンボックンの敷地なのかな。



韓国では、
イノシシの代わりにブタになるんだけど、
これらは時間と方位を守る神様たちで
その方角からくる悪い気運を守る守護神とされてるんだって。
モンも入れてくんないかな。






お隣にある、国立民俗博物館のお庭。


まるで東京江戸たてもの園のように、昔の韓国の建物があるんだ。
ここは漢方の薬屋さんだね。
ドラマ「ホジュン」や「チャングム」を思い出すよ!











ここはヤンバン(両班)のおうちだね!
朝鮮の貴族っていう意味だよ。
時代劇には欠かせない風景。




奥に甕がいっぱい。
食べ物や水、調味料を保管してるんだよね。
韓国民俗村に行かなくてもここで体験できて、よかった!!





トルハルバン。
モジャ(韓国伝統の帽子)をかぶって、
口は閉じててお腹に手を当ててるんだ。
済州島にある石像。
済州島の象徴、守護神。
いつか済州島へも行ってみたいな。


ここでキョンボックンともお別れ。
お隣の、お洒落な町へ行くよっ!!





■プッチョンハノッ(北村韓屋)〜インサドン(仁寺洞)へ


イエモン
プッチョンを行く〜♪






夕方になってきちゃったけどまだ明るいよ!
坂道ぐんぐん、プッチョン(北村)に来たよ。
ちょうどキョンボックンとチャンドックンの間にあるんだ。




伝統ある家屋が並んでいて、
絶好のフォトスポット。







数々のドラマのロケ地としても有名。






それにしても坂ばっかり、、、
お昼も食べてないからヘロヘロだよーっ。





修学旅行生っぽい人、多かった。
ここは若者の人気スポットみたい。














振り返るとソウルの町が見える〜




いいかげん、疲れたからお茶しようっと。
どこへ行こうかと迷っていたら、
案内のおねえさんが!!
路地曲がった要所要所にいるんだ。
しかも言語別にいるんだ。
他の場所でも見かけたよ、
韓国って、こういう対応が凄いね。
ひとりで来ても心強し!!
ここは特に入り組んでるからね。。。

で、教えてもらったサムチョンドン(三清洞)通りはちと歩くから、結局調べておいたお茶屋さんに行ったんだ。→階段上ったとこね


アニョハセヨー!!
あれ?だあれもいないよーー営業中の看板は出てるんだけど。

ちょっと待ってみたけど来る気配ないから、残念だけど帰る方向へ戻りました。
本当にショック、、、
とっても雰囲気よかったのにぃ、、、
ここでオミジャ(五子味)茶とお茶菓子をもらうつもりだったのに、、、
疲れも2倍になったかんじ。。。


プッチョンから下ってきて、インサドン(仁寺洞)裏手にある韓定食屋さんだよ。
nuRi。
もちろんお茶もできるし、ビビンバなどいろんな食事もできるんだ。


かわいいお店。
築100年の韓屋を改造して、内装は中国っぽい。
その昔、オンドル部屋だったと思しき石床。
女の子向きかな。
でもお坊さん風な人や若い男女のグループや
おばあちゃんぽい人まで
いろんなお客さんが来てたよ。


スタッフは優しそうな日本語片言通じるおにいさん。



せっかくだから伝統の韓定食をお弁当風にした、
クンジントシラッ(宮廷弁当)を頼みました。
午後5時半。やっと遅い昼食、早い夕飯だけど。
ものすごい種類と量にタジタジ、、、
みーんな美味しかったけど、特に水キムチが気に入りました。(右上ね)

最後に出てくる、オミジャ茶。
やっと飲めたよ。なんとも甘くてスッキリ、いっぺんで気に入っちゃいました。
でも本当はテーブルで飲むはずだったんだけど、、、



実はちょっとしたハプニング(なんとテレビ取材を受けてしまってちょっと大変だった、、、)があって、おにいさんうっかり出し忘れ、会計時に持ってきてくれたので入口で飲みました。



すっかり英気も養われて、これからまたお散歩するよ。
インサドン(仁寺洞)通り。
すごい活気。




通り沿いにあるショッピングモール、
サムジキル。





中庭にうさちゃん。
サムジキルのキャラクターなのかな?







中は回廊式で、
表参道ヒルズみたいに
ゆるやかなスロープでぐるぐる廻れるんだ。

インサドンは、露店もいっぱい出てて、
そりゃあいろんな国の人でにぎわってたよ。




今日は地下鉄には乗らなかったけど、ホテルへ戻る途中に地下街のショッピングモールに寄ったんだ。
で、これが各駅にある一回交通カードの保証金を戻す自動精算機。
ソウルの地下鉄は、一回だけの乗車だと50円くらい上乗せされて払わなくちゃいけないんだ。
だからそれを降りた駅で戻すの。
日本みたいに紙の切符じゃなくて、カードなんだ。
なんかちょっと面倒だね、、、




この案内版、次に来る列車がどこに停車してるかを表示してるんだけど、
ここホームじゃなくて、改札の外の地下の通路。
時間表示より親切かもね。



2日目の夜、、、
ひとりで居酒屋へ行く勇気がないからコンビニで、
イチジクマッコルリ買ったよ。
テレビはユーロスポーツやってた、、、
いろんなチャンネルあって面白かったよ。



名探偵コナン
韓国語だったけど、
日本とそっくりな声質だったよ。



また明日も歩きそうだから
早く寝よっと。