印刷博物館


こんな雪の日にわざわざ!?
なかなか会えない友人との約束でもあり、本来のウォーキングの予定を変えてそのルート上にある印刷博物館だけ行くことにしました。
そしたらあきらかにびしょびしょになった地図を片手にやってきた人がいて、ビックリ!!!でも、ウォーキングだとゆっくりここで過ごせないから、もったいない。

常設でも見ごたえあるけど、今日が最終の企画展「印刷都市東京と近代日本」も併設していて、かなりの展示。

そのせいもあってか、以外と足を運んできた人たちがいました。
すっかり正月から頭が「仁」モードになっていたので、江戸〜明治にかけて解体新書など、たくさんの書物にちょっと興奮してしまいました。
また前日に日曜美術館で見た北斎富嶽百景のあの時代、同じように歌川も描いた版画もあり、通常より少し入館料は高かったけどすごいものばかりで、得した気分でした。
そしてラッキーなことに入館者も少なかったせいもあって、印刷工房での限定6名までの活版印刷も体験!!
今やデジタル化で写植なる印刷も少なくなってはいるけど、こうして体験し自分で一筆箋に名前を刷ってみると、一枚一枚の出来が微妙に違っていて、素人だから均一にインクが付かなかったりするのは仕方ないにしてもそれがなんとも風情あるし、あらためて活版技術の良さや楽しさを少しだけど知ることができました。

展示や体験でぐずぐずしてたら、一番の目的だったヴァーチャルシアターでの映像体験が最後の回になってしまいました。


今回は、「唐招提寺東山魁夷」。
金堂では鑑真のいた天平の時代の華やかな装飾を再現しその甍もめぐって、御影堂では東山の障壁画をたっぷり観させてもらって、堪能させてもらいました。
大雪で早く帰らなきゃ、帰らなきゃ、と思いつつ、印刷博物館の魅力に負けてしまった一日でした。