信州旅路三日目@中央アルプス山麓周遊


早太郎温泉の朝。
宿のレストランのテラスから降りると散歩道に出ます。
朝食直前なのでちょこっと。


朝食は定食。
温泉卵がほしかったのでうれしー。
ご飯は半分の少な目。
おかわりは自由。
一口ずつだけど、
いつもこんな早朝から食べない私にはちょうどよかった。
昨日のイブキサーモンの塩焼きがあってこれまたうれし。
味噌汁は凍み豆腐を細切りにした具。
信州では凍み豆腐は名物。
食後は100円追加でコーヒーでまったり。

今日はゆっくり朝の時間を楽しめたので
エネルギーチャージできたかな。
チェックアウトを済ませ、
フロントに荷物を預けてこれから片道徒歩30分の散策スタート。

 
ちょうど宿の向かい、山側に散策路が作られていて気持ちいい。
こもれ陽の径。
マレットゴルフ場を抜けるんだけど、ちょうどゲーム中。
さかんに中高年の人たちが木槌のようなクラブをふるってました。
でもそこ以外は人気もなく、
ひとりで歩くのはちょっと勇気いるかな。
でも今日も天気よくまさにこもれ陽が差し込んできて、
明るくてよかった。


途中道路を横断するあたりには、養殖場や釣り堀があり、
こはちょっとにぎわってました。
終点近くには
アサギマダラの里やルビーの里があります。
アサギマダラは1羽くらい見た気がするけど、、、
ルビーの里はこれから一面に咲くようで、
近づくと少し色づいてるのがわかりました ↓

ルビーはヒマラヤに咲く貴重なピンクのそばの花。
長年にかけて日本での繁殖をこの地が続けてきたそうです。
秋になって一面まっピンクになるさまは見事だろうな~

だが色気より食気のふたりなので、
一番のお目当ては終着の、北川製菓。
工場なので直売所があり、イートインも。
そう早くもスイーツタイムよ~

直売所はおしゃれに、ルノールリヴィエールという店名。
ま、フランス語にしただけなんだけど、なんかお洒落に聞こえる。
おそらく開店直後と思われるのに、店内は列をなしての盛況ぶり。
少ないけど隅にイートインコーナーがあって、
ほとんどの人はテイクアウトだったのと
それにまだこの時間からお茶する人もいないみたいで、
空いててよかった。

私にとっては久しぶりの専門店で食べるスイーツ。
一番人気の「幻のクレームブリュレ」。
友人はプレーンだけど、私のはラム酒入り。
手前のクリームとレーズンがのっかてる方ね。
もうクレームブリュレがどんなもんかも忘れてしまってたけど。

ここの売りはいろいろあるけど、
アイスドーナツがダントツ。
ミスドで見たようなドーナツもあって、
ひょっとして密かに卸してるんじゃないかな、と思ってしまいました。

さあ、ここで折り返し。
荷物を預けてる宿へ。
タクシーを予約してるのでギリギリの時間になってしまった。
宿から少しだけタクシーに乗って光前寺へ。
なにせ重たい荷物で長距離移動(歩く)は無理、
これから周遊バスに乗るけど、
うまい具合にはいかないのよね。
お昼を食べる時間を考えると、
どこかでタクシーに乗らないといけなくて。
なのでなるべく短い距離利用、ということで
昨晩さんざん考えての今日の行程なのです。

で、宿からタクシーで5分、坂をぐるっと周って
光前寺に着きました。

この光前寺の目の前にある、そば屋さんで
ちょっと早いランチ。
つい半時間くらい前にスイーツタイムしたばかりなんだけど、
これから混んできて待たされて、
周遊バスに乗り遅れても困るしね。

お店名物で、あっさり目の光前寺そば、にしました。
茶そばがアクセントに入ってるのは、
光前寺を代表する苔、をイメージしてるのかな。
ここでも例のご当地、凍み豆腐が付いてました。
ほんのりあたたかくてよく味が浸み込んでました。

食後はここは少し我慢して
荷物をもって、向かいの光前寺へ。
天台宗
霊犬、早太郎伝説の寺。
静岡の生贄になる娘を助けに、
早太郎がその悪しき怪物と戦って助けたというもの。
ワンちゃんなんだけどね。
いやいや生贄は
あちこちに伝説としてあるけど、
実際は今も密かに
あちこちにあるって
どれくらいの人々が
わかってるのかな。
生贄そのものは、伝説じゃなくて実際にあったと思ってる。
あやかってか、犬連れでお参りしてる人かなりいました。

↑の三門をくぐると 本堂が見えてきます↓

本堂向かって左に
三重塔。
そしてその裏手に
早太郎の墓がありました。
ここのおみくじは、
かわいらしく犬の中に入っていて、
思わずそれだけでも
ちっさな置物として
買いたくなっちゃいました。
そのせいか、
普通のおみくじとしては
お値段高かったような、、、
で、買わなかったけどね。
季節と時間があったら、
有料の庭園散策もしたかったけど
またいつかの機会にね。
しだれ桜も有名だから次は春?

三門から仁王門へ帰る途中にある、苔の古道。
この奥が庭園ね。
ヒカリゴケも探しながら歩いてたけど、
これだよ、って友人に言ったのは、
あれはただの露が光っただけだったかも。

さあて後半は私の一番行きたかったひとつ、
養命酒工場へ。
交通の便がないからどっかからタクシーと思ってたら、
偶然期間限定の周遊バスが走ってることを教わって
ラッキー!
ただ本数少ないし、早く終わっちゃうから、
お昼食べてからだとさほどゆっくり見てまわれないのが
残念。

光前寺前から乗車でき、
目的の養命酒工場までは20分弱。

あまり知られてないのとマイカー族ばかりだからか、
ほとんど利用客なく、、、
乗車した時は私たちだけ。
かわいらしい車体なんだけど天井はサンルーフよ!↑

途中、露天風呂のある家族旅行村に寄って到着!

ひろーい敷地は東京ドーム8個分!!
バスは工場見学ができる建物前に止まります。

1時間後には戻ってこないと
最終バスに間に合わないので巻きで見学。
の前に、ここは無料のロッカーがあるのでまずは荷物預け。
やっと身軽になって行動。
  
歴史を感じさせる展示物がお出迎え。
まずは立派なシアタールームで10分ほど紹介映像を見て
スタート。
見学は自由なので飛ばしても大丈夫。
いちよ矢印に沿って見学。

途中の渡り廊下からの風景。
奥が高く、手前が低い、斜面にいくつか建物があり、
地下のパイプで作業工程が繋がってるみたい。
地形を生かして自然に流れるしくみ。

日曜だったので残念ながら、
工場内のガラスから覗けるラインは
ほとんど休止してたけどね。


一回りして戻ってきました。
そう、工場見学のフロアには巨大養命酒がお出迎え!
このあとは時間も競ってるので、
ここからいったん出て少し歩いたとこにある、
蔵のショップやさんへ買い物。
裏てにはベーカリーカフェもあってゆっくりしたいとこだけど、、、

この秋には森林浴ができる散策路など、
いろいろ体験できる施設もオープンするみたいで、
ここでたっぷり一日は過ごせそうよ~

最終日の本日は、ちょい世話しないところもあったけど、
予想以上に充実、楽しめて、大満足。
ただ最後の最後に、
高速バスの大渋滞、というおまけが付いたけどね。
なんと3時間半も遅れたっ。
終電に間に合うか途中ひやひやしちゃったけど。
ひさしぶりの午前様帰宅となったのでした。


そして恒例の戦利品(おみやげ)

右端のオレンジのキャップは、
駒の形をした黒ゴマ。
駒ヶ根にちなんでの形が
かわいかったので。
あとは添加物少な目な、
自然素材のものばかりを
買いました。

かんてんぱぱのあずきポリポリは、
私好みで
リピートしたくなっちゃう。
たぶんそのうち
新宿のかんてんぱぱにでも
買いに行こうかな~